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『しんちゃん通信』 スペシャルインタビュー「野原ひろし役 藤原啓治」

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ひろしの印象は今も昔も変わらぬ“愛すべき人間”と語る藤原啓治さん。 映画『クレヨンしんちゃん』シリーズが25周年を迎えた今、藤原さんが改めて語るしんちゃんの魅力とは-?!
(取材・文 /大山くまお )

――映画『クレヨンしんちゃん』が25周年を迎えました。大ヒットが続き、さらにしんちゃんカフェや展示会なども大盛況! 第2 次しんちゃんブーム到来、という感じですが、現在のお気持ち、感慨などがありましたらお教えください。また、25年間の歴史の中で「変わったこと」「変わらないこと」はどのようなことでしょうか?

今はともかくとしても、これまでは生活のサイクルの中の一部でもあったので、25年という時の流れを殊更感じる事はありませんでした。変化は多々あると思いますが、それらは緩やかに視聴者のみなさんに溶け込み、馴染んでいったのかなと思います。野原ひろしに限らず、キャラクター達はより多面性を見せるようになったようにも感じます。

――あらためて、藤原さんが考えるひろしの魅力、凄さをお教えください。また、ひろしと初めて出会った時に抱いた印象と現在の印象を教えてください。

愛すべき人間、というのが今も昔も変わらぬ印象です。どこにでもいそうなオジさんというのを意識しながら演じていましたが、実は現実世界にはなかなか存在しないタイプだろうな、と思っていました。

――映画『クレヨンしんちゃん』の中で、藤原さんがお好きな作品やシーン、あるいは印象的だった作品やシーンとその理由をお教えください。ベスト3を挙げていただけると幸いです(順不同でもかまいません)。

難問(笑)。

『オトナ帝国』の逆襲の回想シーン
収録時は亡くなった父親の姿が常に頭の片隅にありました。 誠に勝手ながら、この作品を尊敬する私の父親に捧げています(笑)。

『ロボとーちゃん』
ラストの別れのシーン
情緒的になり過ぎないように心掛けました。
泣きの芝居は観客の涙は絞れるかもしれませんが、悲しさよりも野原一家の心の傷にならず、日常に早く戻れるようにロボとーちゃんが潔さを全面に押し出すシーンにしたかった。

『ヘンダーランド』
本郷監督作品の面白さが出てるような……。
なんか好き。

――映画『クレヨンしんちゃん』の中で、藤原さんの記憶に残っている収録中のエピソード、あるいは映画『クレヨンしんちゃん』にまつわるエピソードがありましたらお教えください。

劇場版収録時はキャストが多く、マイク前が混雑していて自分のセリフを言うのもタイヘンだった。矢島(晶子さん)が他の人に気を遣ってマイクを移動しまくるから余計にタイヘンになり、動かないでくれと頼んだりしたけど、座長はタイヘンだなぁと同情もしたよ(笑)。

――映画『クレヨンしんちゃん』にはたくさんのユニークなキャラクターが登場しますが、藤原さんが最もお好きなキャラクターとその理由をお教えください。

ブリブリざえもんかな。たまに出てきていいとこ持ってく奴。

『クレヨンしんちゃん』の人気の根っこには野原一家の魅力があると思います。「25年間、変わらない野原一家の魅力」とは、どのようなものだとお考えでしょうか?

庶民で善良で嫉妬の対象になり得ないとこ。

――映画『クレヨンしんちゃん』はたくさんのファンを魅了し、今後もたくさんのファンを生み出していくと思います。最後にファンの方に一言メッセージをお願いします。

心から感謝してます! ウソじゃないですホントです。

PROFILE

藤原啓治(ふじわらけいじ)
10月5日生まれ、東京都出身。AIR AGENCY代表取締役。幅広い演技力から、高い知名度を誇る人気声優。代表作に『鋼の錬金術師』マース・ヒューズ役、『機動戦士ガンダムOO』アリー・アル・サーシェス役、『うたわれるもの 偽りの仮面』ハク役などがある。

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