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ガガガ文庫の大人気青春ラブコメ群像劇が待望のTVアニメ化!『妹さえいればいい。』小林裕介インタビュー全文掲載

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大人気ライトノベル『僕は友達が少ない』の平坂読が贈る、妹大好き“過ぎる”波乱万丈の青春ラブコメ群像劇『妹さえいればいい。』が遂にTVアニメ化され、2017年10月8日より毎週日曜22時30分〜TOKYO MX他にて放送スタート! そこで今回は、ドラマCDから主人公の青年・羽島伊月を演じ続けてきた小林裕介さんにインタビュー。アニメ化されたことで本作の魅力を再確認したという小林さん。大事なのは“コタツ感”だった!?

魅力は作品で描かれるテーマがバランス良くストーリーに盛り込まれているところ

──まず最初に、本作の台本を読んだ時の感想をお願いします。

小林まず1、2ページほど読んで「おや?」って思いました。キャラクターから結構際どいセリフが出ているぞ、と(笑)。今の時点ではまだそのシーンの役者さんの声を聞いていないのですが、名立たる方々が演じられているので、オンエアで聞くのが楽しみですね。第1話の台本はそれぞれのキャラクターのパーソナルな部分がわかりやすく書いてあって、メインテーマである妹への愛情の深さや歪み方が非常に的確に表現されていました。絶対続きを観たくなる第1話になっているなと感じています。

──ご自身が本作の魅力を感じられた部分はどこですか?

小林作品で描かれるテーマがバランス良くストーリーに盛り込まれているところでしょうか。まずは伊月の“妹への愛情”が深すぎるところから発生するドラマ、そこをきっかけに発生するキャラクター同士の恋愛模様、兄弟間の複雑な思い。一番は妹にまつわるストーリーの進み方だと思いますが、それとは別に、キャラクターたちが楽しむボードゲームのシーンも魅力のひとつですね。(作中で多数登場する)ビールのシーンでは説明が饒舌すぎて、実際にのどが渇いてしまうようなこともありました(笑)。メインストーリーの合間に箸休め的に全く違う事柄があって、でもそれが箸休めとは思えないくらい深い内容になっているので、いい意味で「一番ここを楽しみにしていてください」とは言えないですね。観た人の好みによって「僕はここを中心に観たいかも」といろいろと選べるアニメです。もちろん先の展開も気になるんですけど、僕なら「早く次のビールの紹介を」みたいな(笑)。

──お酒がお好きなんですね。

小林お酒、大好きですね。原作ではチョコレートビールが出てくる回が印象的でした。僕の家でバレンタインに家族間でチョコを交換したことがあるんですが、妹がチョコレートビールをくれたんですよ。同じ銘柄ではなかったんですが、「似たようなものを飲むことになるとは…!」と(笑)。ビターが効いた大人の味がして、「いいじゃんチョコレートビール」と思いました。ただビールは普段あまり飲まないです。

──ボードゲームはいかがですか?

小林実は最近、声優の間でも流行っているんです! カバンの中にボードゲームを常に2、3個入れている方もいて、現場に早く来すぎたりした時に「ちょっとやりましょうよ」と誘ってくれて、簡単なゲームをプレイしています。『ボードゲームをやる会』みたいなものもあって、ひと月かふた月に1度集まってボードゲームを楽しんでいます(笑)。そこでみんなから紹介を受けるんですよ、「これ楽しいよ」とか、「面白いからこれはやっとけ」と。

自分が“バカになる”ことが、この作品の面白さを保つ秘訣

──伊月に共感できた部分はどんなところですか?

小林他の作家が書いた小説を読んで、純粋に個々の才能を正当にしっかり評価する所に共感しました。自分よりも売れていたり、自分には書けない作品を書いている作家の作品を、普通であれば嫉妬してしまって客観的に受け入れられないということがあると思うんです。僕自身、以前は「こういう人には絶対負けたくない」と思っていた時期もありましたが、そういう人たちの凄さを受け入れられるようになったのは最近なんです。伊月は若いながらも、他の作家の自分より優れている部分を受け入れつつ、その人となりをフラットに見るようにしている所がすごいです。ただ、妹が好き過ぎて変な方向に振り切っているところは共感できないんですけど(笑)。

──伊月を演じるにあたって意識していることはありますか?

小林僕は伊月を演じる時に、遠慮してはいけないキャラクターだなと思っています。他のキャラクターはそこまで変人ではないので(笑)、僕がぶっちぎらないと面白さが減っちゃうかなと感じていて。言ってしまえば“バカになる”ってことですかね。その中で伊月としてのキャラクターを崩さないように気をつけています。

──大沼 心監督や土屋雅紀音響監督からどのような演出がありましたか?

小林過去に2回『妹さえいればいい。』のドラマCDを収録しているのですが、各キャラクター別々に収録していたので、掛け合いをしたことがなかったんですよ。そういう状態で臨んだ第1話の収録では、他のキャラクターたちと会話をするのが初めてだったせいか、「なんかよそよそしい」と言われてしまったんです。第1話のコタツを囲んでゲームをするシーンがあるのですが「コタツ感が欲しい。コタツを囲むって結構な仲だと思うから、そこを表現して欲しい」と。これからドラマCDには出てこなかったキャラクターも出てくるので、そういう時の会話の進め方に関しては、これからも演出が入ってくると思っています。

──アフレコ現場はどういった雰囲気ですか?

小林みなさん共演したことがある方たちなので、やりやすい空間ですね。団欒(だんらん)感が出しやすいんですよ。面白い方たちが多いので、イベントなどでもこれから面白いエピソードがどんどん出てくると思います(笑)。

──小林さんが好きなキャラクターは誰ですか?

小林難しいですね…。正統派で言えば白川 京なんですけど、1回くらい大胆に可児那由多に迫られたい気持ちもあってですね。とか言ったら京には白い目で見られそう(笑)。真面目に言えば、那由多のギャップが好きなんです。小説を書き始めたきっかけが伊月の作品だったり、伊月を凌ぐ小説家としての才能があるのに非常に残念な部分もある。いろんな魅力があるからこそ、伊月も那由多を無下にできないんだと思います。さらに踏み込んだところにいる「本当のこの子はどんな子だろう」という好奇心を掻き立てられるキャラクターです。

──今回、原作の平坂 読先生が脚本を担当されているということも非常に楽しみです。

小林先生のこだわりを感じるところは要所要所にありますね。例えば、「さて仕事するか」というセリフがあるんですが、そこは10回くらい録り直しました。このセリフは平坂先生がご自身を重ねている部分があると思うんです。実体験があるからこそ、こうしてほしいという意図が平坂先生の中にあるはずなので、これからも汲み取っていきたいと思いました。

自分の好きな『妹さえいればいい。』を見つけてもらえれば嬉しいです

──小林さんが『○○さえいればいい。』と思うものを教えてください。

小林難しいですね(笑)。う〜ん…“同じ境遇の人”でしょうか。声優としての悩み事もあるし、今後どうやっていくべきかを考えたりすることがあるので、それを周りの同業者に話したりすると、「俺も同じこと考えている」っていう人が結構いるんですよ。同じような経験をした人や、違う考えの人と話をするのが今の自分のモチベーションになっています。言ってしまえば「友達さえいればいい。」ですかね。親友は言い過ぎかもしれませんけど、なんでも話せる友達がいればストレスを溜めず日々を過ごしていけるんじゃないかなと思っています。あとは、同じ世代で起業して社長になっている人がいるんですよ。そんな人から話を聞くと、同じ世代なのにこんなに頑張っている人がいるんだって刺激を受けます。刺激という意味では、何かの分野で輝いている人たちと話せるのが、今は一番楽しいですね。

──小林さんには妹さんがいらっしゃるとのことですが、本作のテーマでもある妹さんにまつわるエピソードはありますか?

小林その場に妹はいなかったんですが、最近だと、両親と食事をした時に、母親から「そういえば、妹から『妹を題材にしたアニメ』に出るって聞いたんだけど」と聞かれて「出るよ」って答えたら、「妹のエピソードを聞かれたりするのかな、って妹が心配してたよ」と、又聞きで聞くことになりました(笑)。僕たち兄妹の関係は、不破兄妹に近いかもしれません。これ以上ツンツンされすぎないように…少なくとも妹の悪口を言わないように、気を付けないとですね(笑)。

──最後に放送を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。

小林『妹さえいればいい。』の原作を読まれている方は非常に多いと思います。「あの場面は放送されるのか」といった心配をされている方もいらっしゃると思いますが、ご期待に添える内容になっていると思いますのでお楽しみに。平坂先生も、どうしても放送できない部分は、ただ削るだけではなく試行錯誤して、いい意味でひどい形でお届けしたいとおっしゃっていました(笑)。間違いなく原作ファンの方の期待を裏切らないと思います。もちろん初めて見る方にも、色々な楽しみ方が見つかる作品になると思うので、自分の好きな『妹さえいればいい。』を見つけてもらえれば嬉しいです。ぜひ皆さん、楽しんでください。

の付いたインタビューはV-STORAGE online限定の記事です。

PROFILE

小林裕介(こばやしゆうすけ)
3月25日生まれ、東京都出身。ゆーりんプロ所属。『ウィッチクラフトワークス』多華宮仄、『アルスラーン戦記』アルスラーン、『ブブキ・ブランキ』一希 東、『Re:ゼロから始める異世界生活』ナツキ・スバルなど、人気作の主要キャラクターを多数担当。

<放送情報>

■TOKYO MX:10月8日より毎週日曜22時30分〜放送開始
■KBS京都:10月8日より毎週日曜23時〜放送開始
■サンテレビ:10月8日より毎週日曜24時30分〜放送開始
■BS11:10月10日より毎週火曜24時〜放送開始
※放送日時は変更になる場合があります。

<Blu-ray BOX発売情報>
妹さえいればいい。Blu-ray BOX 上巻
2018年1月26日発売
特装限定版:¥18,000(税抜)
※Blu-ray BOX 下巻<最終巻>は2018年3月23日発売

妹さえいればいい。公式サイト

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