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Blu-rayメモリアルボックス 8月29日発売!ガンダムシリーズ初のOVA作品『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』浪川大輔スペシャルインタビュー!!

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ガンダムシリーズ不朽の名作『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』が、4Kスキャン&HDリマスターで待望の初Blu-ray化! そこで今回は、少年、青年、大人のアルを本編とCMナレーションで演じた浪川大輔さんにインタビュー。役者として貴重な体験をした当時の思い出と作品について話を伺った。

▼Blu-rayメモリアルボックスにも収録!浪川大輔さんがナレーションを担当された2本のCMを集めたスぺシャルPVも本日公開!

1989年
戦争の中に子供の叫び声が入ってくるシチュエーションが、逆に合うんじゃないか

──収録当時、浪川さんはアルとほぼ同じ歳くらいだったと伺っています。

浪川実はアル役はオーディションではなく指名で呼んで頂いたんです。当時のスタッフさんとは初めてご一緒する方が多くて、テストをしたら予想以上に僕の声が幼い印象だったそうなんです。でも、“戦争”という非日常の中に子供の甲高い声が入ってくるシチュエーションが、『ガンダム』の世界観と逆に合うんじゃないか、ということになったと聞きました。僕自身は細かいところまでは覚えていないんですが、すごく大変だった印象だけは残っています。終わらないな、この仕事って(笑)。『ガンダム』は、当時の自分にとってちょっと大人向けのアニメでしたから、物語の背景とか人物の関係性を考えながら役作りをした訳ではありません。お兄ちゃん(バーニィ)とお姉ちゃん(クリス)のどちらも大好きで、楽しいこともあったけれど、悲しいことが起きて、知ってはいけないことを知ってしまった…というくらいの理解度で、その場その場の感情で演じていました。

──大人に混じって、小学生が収録するのは大変だったかと思います。しかも主人公で。

浪川髙山文彦監督や藤野貞義音響監督からたくさんアドバイスを頂いていたんですけど、その頃はコミュニケーションが上手くとれないこともあり、あまり話もせず一人で大人しくしていることが多かったんです。周りのスタッフさんは「大丈夫か?」と声をかけてくださったんですけど、リアクションも薄かった。今、思うと申し訳なかったですね。

1999年
不意の悲しみを、若さの虚勢ではないけれど、少しでも前向きに捉えようと

──それから10年後の1999年に『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』(以下『0080』)のDVDリリース用CMで、ナレーションを担当された訳ですね。それが青年になったアルのイメージで、ファンからも好評でした。

浪川最初、オファーを頂いた時は小学生当時の声を出さなきゃいけないのかなと思っていたんです(笑)。すでに声変わりをしていて、それはちょっと難しいけど、最善を尽くせばいいのかなって考えていたら、「10年後の設定で」と聞いて、今の(20代の)自分でやればいいんだ、とホッとしました。とはいえ、「少しはアルらしさを残さなきゃいけないんじゃないか」とも思いましたが、そこはなるべく振り払って、バーニィのことだけをしっかり思い出しながら演じました。

──20代のころのナレーションを、今聞かれていかがでしたか?

浪川いや、もう恥ずかしいですよ(笑)。ぶっきらぼうな感じで。でも聞き直してみたら、けっこう前向きでビックリしました。時々わき上がってくる悲しみを、若さの虚勢ではないですけど、少しでも前向きに捉えようとしていますよね。「今、元気だよ、僕。でもあのときのことを忘れないよ」と、ストレートな印象です。

2017年
年月を経ていろいろな思いをかみ締めた結果、大人の落ち着きを醸し出している

──今回、収録を担当された初Blu-ray化のCMナレーションでは、さらに年を重ねたアルを演じられています。

浪川青年のアルはまだ勢いがあって、今回は年月を経ていろいろな思いをかみ締めた結果、大人の落ち着きを醸し出している。そういった変化を意識してみました。アニメのキャラクターはフィクションですから歳をとることはないんですけど、アルは本編ではそのときの自分とほぼ同じ年齢で無理なく演じることができました。大切な出会いだったと思いますし、一緒に歳をとっている感じがします。

──『0080』から始まり、『ガンダム』は、浪川さんにとって繋がりが深いシリーズになっていると思いますが、どのように感じていらっしゃいますか。

浪川そうですね。役者さんから「ガンダムを“操縦する”のが夢です」と、よく聞きますけど、アルはザクII改の手のひらに乗るだけだったんです。『SDガンダムフォース』はガンダム(ガンイーグル)になって、操縦していない訳です。『機動戦士Zガンダム』劇場版ではカツ役でGディフェンサーに乗ってガンダムMk-IIの背中に貼り付いていただけでしたし。ようやく『機動戦士ガンダム00』のミハエルで初めてガンダム(スローネツヴァイ)に乗って登場したら、すぐ撃たれて…。『機動戦士ガンダムUC』のリディでバンシィ・ノルンに乗って最後まで生き残ったことを考えると、20年以上かかりましたね(笑)。感慨深いです。

──浪川さんがナレーションを担当された2本のCMはBlu-rayメモリアルボックスにも収録されています。3世代のアルを聞き比べてみると面白いかも知れませんね。
PROFILE

浪川大輔(なみかわだいすけ)
4月2日生まれ。ステイラック所属。子役時代から声優としてアニメから洋画の吹替えまでさまざまな役を演じ、多くの『ガンダム』シリーズにも出演。一方で歌手、俳優、映画監督としても精力的に活動している。

<Blu-ray発売情報>

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 Blu-rayメモリアルボックス
2017年8月29日発売
¥15,000(税抜)
※2018年8月28日までの期間限定生産

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 公式サイト

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