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大人気ファンタジーRPGのTVアニメシリーズ最新作!『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』木村良平キャストインタビュー全文掲載

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全世界累計出荷本数1600万本を誇る大ヒットRPG『テイルズ オブ』シリーズは、これまで数多くの作品がアニメ化され、ゲームファンだけでなくアニメファンも魅了している大人気コンテンツだ。そんな中、シリーズ生誕20周年を記念して、新作TVアニメーション『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』が放送中! そこで今回は、主人公の青年スレイを演じる木村良平さんに、作品の魅力や印象に残っているシーンなど様々な話を伺った。

昔からゲームで遊んでいたこともあって、自分の中で思い入れの強いシリーズなんです

──本作は大ヒットゲームのアニメ化作品となりますが、TVシリーズ化されると最初に話を聞いた際の率直な感想からお願いします。

木村実は昔からゲームを遊んでいたこともあって、自分の中で『テイルズ オブ』シリーズは思い入れが強い作品なんです。でも、全てのタイトルがアニメ化されているという訳ではなかったので、数ある『テイルズ オブ』シリーズの中で、自分が主人公を演じさせて頂いた『テイルズ オブ ゼスティリア』がTVアニメ化されることが決まって本当に嬉しかったですね。でも、それは本作が『テイルズ オブ』シリーズ20周年記念タイトルという区切りの作品であったことも大きかったと思います。

──久し振りにスレイを演じられてみて、改めて感じたことや気づいたことなどは何かありますか?

木村スレイを演じるのって実はそんなに久し振りではないんです。ゲームの収録が終わった後も、スマートフォン向けアプリ『テイルズ オブ アスタリア』の収録があったり、スペシャルアニメ『テイルズ オブ ゼスティリア 〜導師の夜明け〜』の収録があったり、「テイルズ オブ フェスティバル 2015」があったり、なんだかんだずっと作品に関わっていたので、久し振りという感覚はなかったです。何しろ、TVシリーズの第2話(#01 天の都)でも登場した天族の杜・イズチの遺跡でアリーシャと出会うシーンを演じるのって、これが3回目だったりしますからね(笑)。

──スレイを演じる上で意識していることなどがあれば教えてください。

木村この作品に関して言えば、ある程度まで内容を把握した状態で演じることができるので、やりやすい部分はありますね。ただ、これから様々な体験をしながら導師としてスレイが成長していく姿を描いていく訳なので、そこは自分の中で意識しています。あとは、ゲーム版とアニメ版のストーリーがどのくらいマッチするのか分からない部分もあったので、そこに関しては探りつつ演じています。

スレイの魅力はどこまでいっても素朴なところ

──スレイという青年の魅力はどこにあると思いますか?

木村どこまでいっても素朴なところですね。幼少の頃は心優しい天族たちと一緒に暮らしていたので素朴なのは当然だと思いますけど、いざ人間社会に出て、人が抱える黒い部分に触れても変わらないというのはすごいことだと思います。人の心が生み出す負のエネルギーである「穢れ」を見てきても、変にすれていないというのは、一緒に旅をしてくれている天族たちの影響が圧倒的に大きいとは思いますけど、やっぱりその純粋で前向きな性格がスレイの魅力なのかなって思います。だからこそ、みんながスレイに力を貸してくれるんだと思いますね。

──確かに、みんながスレイを気にかけていますよね。

木村誰だったかハッキリと覚えてないんですけど、アフレコの現場で「エドナって、スレイに甘くない?」って言われたことがあったんです。もし、同じことをミクリオがやったら、こっぴどく叩かれているよって(笑)。確かに言われてみればそんな気がして、スレイはエドナに甘やかされているんだなって改めて思いましたね(笑)。

──スレイとご自身の共通点があれば教えてください。

木村前向きな部分は少し似ているかもしれませんね。目の前に大きな壁があっても「悪い方に考えても仕方ない」って前向きに考えられるタイプなんです。スレイにも割と能天気なところがありますし、そういう部分がないと逆に導師なんて務まらないと思いますしね(笑)。

ドキドキ感やワクワク感を感じることができるのが本作の魅力

──世界中で熱心なファンを持つ大人気の『テイルズ オブ』シリーズですが、本作『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』の物語や世界観で、木村さんが魅力を感じている部分があれば教えてください。

木村やっぱり男の子なので、遺跡に入って探検するとかワクワクしちゃいますよね(笑)。誰も踏み入れてない場所へ行くとか、誰も見たことのないものを発見するとか、男心がくすぐられます。男の子なら誰しも、子供の頃に自分だけの秘密基地を作りたいって考えたりすると思うんです。そういうドキドキ感やワクワク感を感じることができるのが、本作の魅力なんだと思います。

──アフレコ現場の雰囲気はいかがですか?

木村みんな本当に仲が良いんですけど、ゲームの時は必ずしも一緒に収録できていた訳ではなくて、別録りのことも多かったんです。なので、TVシリーズではみんな揃って収録できているので「嬉しいね」っていう話をしています。登場キャラクターが多くなると、その分、スタジオの中ではマイクの入れ替わりなんかも大変なんですけど、みんなで助け合いながら収録しています。

──アフレコ現場での印象深いエピソードなどがあれば教えてください。

木村本当に個人的なことなんですけど、天族の一人(ナタエル役)を演じられている渋谷(茂)さんというベテランの役者さんがいらっしゃるんです。最初にスタジオでお会いした時は軽く挨拶する程度だったんですけど、翌週にお会いした時に「木村くん、僕のこと覚えている? 一緒に舞台『王女メディア』に出ていたんだけど…」って声を掛けて頂いたんです。その舞台というのが、今から20年以上前に僕が子役として出演させて頂いていた舞台だったんです。もちろん、渋谷さんという方がいらしたことは覚えていたんですけど、まさか同一人物だと思わなくて(笑)。個人的なエピソードすぎて本当に申し訳ないんですけど、それが印象に残っていますね。

スレイたちの旅の行方を最後まで見届けて欲しい

──印象に残っているスレイのセリフやシーンなどがあれば教えてください。

木村第10話(#09)にスレイとミクリオの印象的なシーンがあるんです。あれは二人の絆を感じることができる最高のシーンでしたね。あと、スレイとミクリオが何かを挟んで背中合わせになることが何回かあって、現場でもみんなから「何だよこいつら、仲良しかよ!」って突っ込まれていましたね(笑)。あと、周りの反応が面白かったということで言えば、子安(武人)さんが演じているルナールも印象に残っています。なぜかルナールが登場すると、キャストのみんなが「気持ち悪い」って言って笑うみたいな。それに対して、子安さんが「ルナール、可愛いだろうが!」って怒るんですけど、そのやりとりがすごく面白いんです(笑)。

──導師となったスレイが天族と融合変身して神依化する姿は、本作の見どころの一つだと思いますが、いかがですか?

木村いや〜、本当に楽しみですね。ゲームで遊んでいた時も神依化はそれぞれのビジュアルがすごく格好良くて、僕がTVシリーズで楽しみにしていたことの一つでもあるんです。

──現在放送中のTVシリーズは間もなくクライマックスを迎えます。ファンへメッセージをお願いします。

木村自分自身がまだ放送をきちんと追い切れていないところもあって具体的なことが言えない部分もあるんですけど、少なくとも収録していて“この作品を素晴らしいものにするんだ”というスタッフさんの情熱や熱意などは肌で感じていますし、アニメーション作品として本当に素晴らしいものに仕上がっていると思います。このまま最後までお付き合い頂いて、スレイたちの旅の行方を見届けて頂ければと思います。

の付いたインタビューはV-STORAGE online限定の記事です。

PROFILE

木村良平(きむらりょうへい)
7月30日生まれ、東京都出身。劇団ひまわり所属。主な出演作に『マクロスΔ』キース・エアロ・ウィンダミア役、『境界のRINNE』十文字翼役、『バッテリー』瑞垣俊二役、『クロムクロ』トム・ボーデン役などがある。2012年には第6回声優アワードにて助演男優賞を受賞。


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