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2016年7月放送開始の青春スポーツアニメ『チア男子!!』米内佑希キャストインタビュー全文掲載

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小説「何者」で戦後最年少の直木賞作家となった朝井リョウ原作の傑作青春小説『チア男子!!』のTVアニメシリーズが、いよいよ2016年7月5日より放送スタート! 本作は、人を応援することで主役になれる、世界で唯一のスポーツである“チアリーディング”に青春を懸ける、ちょっとワケアリだけどキュートでおバカな男子大学生たちが繰り広げるチアアップストーリー。そこで今回は、本作が初主演作品となる坂東晴希役の米内佑希さんに、小説の感想から自身が演じるキャラクターの印象、さらには作品の見どころまで様々な話を伺った。

ハルにとってカズの存在は本当に大きかったと思います

──まず最初に、本作は朝井リョウさんの小説が原作ですが、小説を読まれた感想を教えてください。

米内 あまり本を読むことが得意じゃないというか、長文を読むのが苦手で…(笑)。小説も買うのですが、なかなか最後まで読み切れない人なんです(笑)。でも、朝井さんの小説はすごく文章が読みやすくて、自然と内容が頭に入ってくるんです。なので、本を読むのが苦手な僕でもサクサクと読み進めていけたというのが第一印象です。本当に一人ひとりのキャラクターが生き生きしていますし、青春を疑似体験できる小説だなって思いましたね。

──本作への出演が決まった時の率直な気持ちは?

米内 実は最初、違う役でオーディションを受けさせて頂いていて、紆余曲折あり最終的に坂東晴希(以降、ハル)役をやらせてもらうことになりました。最初に受けていた役が「ちょっと僕の声だと難しいかな?」と思いながらも作り込んでいったのですが、音響監督の木村(絵理子)さんから地声はどこなのかと聞かれて、「この辺です」という話をしたんです。そうしたら、その場で別の原稿を用意してくださり、もう一回どうですか?と仰って頂きました。原稿をチェックして、いざ本番となった時に、必死さというか、その役に対する一生懸命さが良い具合に出たのかなって思います。まさか自分が主人公の役に決まるとは思っていませんでしたが(笑)。でも、オーディションの時も、この作品にどういう形でもいいから関わりたいとは思っていたので、ハル役が決まったことを知った時は、時間が止まりましたね(笑)。最初、担当のマネージャーから「ちょっと伝えなきゃいけないことがあって…」という感じの電話がかかってきたんです。今回もダメだったのかなと思ったら、「一応決まりました」と言うので、モブとかで決まったのかなと思い「どんな役ですか?」と聞いたら、「一番右(主役)のところに名前があるんですけど」と(笑)。だから、もう驚きが一番最初で、「本当ですか!?」って何回聞き返したか分からないくらいです。電話を切ってから、喜びがジワっときましたね。

──ご自身が演じるハルの印象は? また、演じる上で意識していることは何かありますか?

米内 ハルは優しくて、ごく普通の思春期を終えた等身大の大学生っていう印象です。そんなハルが挫折を経験して、橋本一馬(以降、カズ)と一緒に男子チア部を結成しますが、ハル一人だったら絶対こういう展開にはならないだろうなって。ハルにとってカズの存在は本当に大きいだろうし、ハルは良い友達を持っているなって思いますね。次はこうしようとか、こういう感情だからこう頑張ろうっていう気持ちでやるよりも、ハルの立場だったらどういう風な感じで気持ちが動いて、この言葉になるのかなってことを意識しています。あと、台詞にならないちょっとしたアドリブがあるのですが、僕が演じると僕の中の闇の部分が出てきて、どうしても暗くなってしまうんです(笑)。もちろん、ハルにも抱えているものはあるんですけど、その中でもやっぱりハルの雰囲気は柔らかいものだと思いますし、もっと自分がハルに寄っていかなければダメだなって思っています。

──そんなハルの幼馴染みで親友でもあるカズの印象は?

米内 カズはとにかく明るくて、ハルにとっては太陽みたいなかけがえのない存在だと思います。でも、カズ自身も不安とか大変な部分を持っている。周りにそういうところを一切見せず、「俺は全然平気だぜ。だからみんなも元気出せよ」って言えちゃう本当に素敵なキャラクターです。

──ハル以外で好きなキャラクターを教えてください。

米内 溝口ですね。あの不器用さがすごく好きで、可愛いなって思います。きっと溝口はやればできるハイスペックの持ち主だと思うんです。でも、コミュニケーションを取るのが苦手という弱点があって、それが仲間と交流していくことによって、どう変わるのか? 彼の中の可能性が拓けていく姿に注目して欲しいです。

見どころは、キャラクターが成長する過程を楽しめるところ

──アフレコ現場の雰囲気はいかがですか?

米内 自分はメインキャストの中では、かなり下っ端の方なので先輩たちの大きな優しさに包まれながら後押しされているのを強く実感しています。特にカズ役の岡本(信彦)さんにはいつも助けられています。カズとの会話では二人の関係性がすごく大事だと思いますし、岡本さんがちゃんと語りかけてきてくれるので、それにどう応えられるかっていう僕の中での戦いがあります。今後の僕の頑張りに期待です(笑)。第1話のハルと最終話のハルとでは絶対に変わっていなきゃいけないと思いますし、僕自身もアフレコを重ねていく中で、ハルに負けないように成長できたらなと思います。

──アフレコで苦労されていることなどがあれば教えてください。

米内 こういう大きな作品で、台詞がたくさんあるというのは僕にとって初めての経験で、いかに台詞を会話にしていくかというところに苦労しています。等身大の大学生たちの物語なので、その中でコミュニケーションの取り方だったり、会話の距離感だったりとか、そういうところがもっとリアルなものになっていければなと思っています。

──作品の見どころ&オススメポイントを教えてください。

米内 キャラクターの心の動きがしっかりと見える作品なので、それぞれのキャラクターが成長していく過程を楽しめるところだと思います。最初はハルとカズがいて、そこから仲間が増えて、その仲間によってそれぞれが変わっていくところもたくさんありますし、一人ひとりをピックアップして見てもらえれば、こんなに成長したんだなというのが感じられると思います。キャラクター個人個人の成長と、演じている僕の成長が見どころです(笑)。あと、オススメポイントとしては、毎回出てくる溝口の格言ですね。これは結構心に刺さるものがあります。

──本作はチアリーディングに青春を懸ける男子大学生たちの物語ですが、チアリーディングというスポーツに対して、どんなイメージを持たれていましたか?

米内 男女混成のチアリーディングは何となく想像がつくんですけど、男性のみのチアリーディングっていうのはイメージが持てませんでした。なので、お話を頂いた後に、早稲田大学の学園祭に男子チアリーディングチーム「SHOCKERS」さんのステージを実際に見に行ったんです。みんな笑顔がすごくて、とてもパワフルでした。朝井さんが仰っていた言葉を借りると、すごく“生命力”に溢れていました。とにかく輝いているなっていうのが印象に残っていて、もしも自分が大学に入学してこの光景を最初に見ていたら、やってみたいと思うだろうなって。そのくらい印象的でしたね。

チアリーディングにはみんなを笑顔にさせる、応援する力がある

──今年3月に開催された「AnimeJapan 2016」のステージイベントでは、その「SHOCKERS」OBの皆さんと一緒にチアリーディングの技を披露されていましたが、実際に体験されてみた感想は?

米内 あれは本当に怖かったです(笑)。でも、OBの方たちの安定感というか、俺たちがちゃんと支えているぜっていうのは感じましたね。下を見てもみんなが笑顔ですし、前を見てもお客さんが笑顔なんです。なので、トップはすごく笑顔が見られるポジションなんだなって思いました。自分は強張っていましたけど、改めてチアリーディングにはみんなを笑顔にさせる、応援する力があるなと感じましたね。ぶっつけ本番だったのですが、OBの方々にコツを教えてもらったんです。「ちゃんと膝をしっかり立てて、あとはもう俺たちがしっかり支えるので、思い切って立ってください」って…もうその言葉を信じる以外ないですよね(笑)。演技を見ていた岡本さんと小野(友樹)さんは「大丈夫だった? あれ怖そうだったけど…」と心配してくれました(笑)。小野さんは「俺だったら支える側なのかな」とか「俺は上には立てないな」と仰っていましたね。

──プライベートなことも少しお聞きしますが、米内さんが声優を目指したきっかけは?

米内 僕はもともとモノマネとか人前で何かやったりすることが好きで、中学3年生の時に東京にある芸能事務所のオーディションを受けたんです。一応合格をもらったんですけど、地元の秋田から通うのは厳しいかなと思い、自分で受けたにも関わらず、お断りしてしまいました(苦笑)。そこからは普通に高校へ行って、普通に大学へ行くという道筋だったのですが、高校3年生の夏に同級生の中で声優の専門学校に行く人がいるっていう話を聞いて「それは初耳だぞ」と(笑)。その人とそこまで仲が良かった訳ではなかったんですけど、クラスも近いし一緒の授業があったので色々と話を聞いて、僕の分も資料請求をしてくれとお願いしました。資料が届いて、すぐに体験入学に行き、自分の中で「これだ!」と思ってしまったんです。でも、既にAO入試を受けてしまっていたので、先生に「大学行くの辞めます。声優を目指します」と伝えました。その段階で、大学のオープンキャンパスも行き終わっていたので、先生の中では大学へ行くんだろうなって気持ちでいたと思うんです。でも、「今やりたいことがやりたいです。大学はまた勉強したくなったら行きます」と無理を言って先生には納得してもらいました。そう考えると、声優の学校に行く友達がいなかったら、この声優という道は目指してなかったかもしれないですね。

──最近ハマっていることや、マイブームがあったら教えてください。

米内 最近はカフェを巡っています。家の近くを散歩しながら、気になるカフェを見つけたら入ってみる。それで、ここは当たりだったなとか、ここはハズレだったなとか(笑)。当たりハズレの基準は、店員さんの対応だったり、店の雰囲気だったり、居心地だったり、全部トータルしてですね。休日は時間とか気にせずにできることをやりたいタイプで、今はカフェ巡りにハマっています。新しい場所を歩いたり、見たりするのが好きで、引っ越しをした後も、その街を散策したりするのが好きなんです。

──では最後に、放送を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

米内 この『チア男子!!』は人を応援するチアリーディングというスポーツを題材にしている本当に素敵な作品です。作品を観て頂いて、元気や勇気をもらって頂けたらなと思っています。僕もハルに負けないように、しっかりと一歩一歩階段を登って、最終的には皆さんの心に届くようなものが出来上がればいいなと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください。

の付いたインタビューはV-STORAGE online限定の記事です。

PROFILE

米内佑希(よないゆうき)
12月23日生まれ、秋田県出身。81プロデュース所属。本作『チア男子!!』が初主演作品となる。


<放送情報>
■TOKYO MX:2016年7月5日より毎週火曜23時〜
■サンテレビ:2016年7月5日より毎週火曜24時〜
■KBS京都:2016年7月5日より毎週火曜24時30分〜
■テレビ愛知:2016年7月5日より毎週火曜27時5分〜
■BS11:2016年7月6日より毎週水曜24時30分〜
※放送日時は予告なく変更となる可能性がございます。


<原作情報>
チア男子!!
朝井リョウ
好評発売中
価格:¥760(税抜)
発行元:集英社文庫


<コミカライズ情報>
チア男子!! -GO BREAKERS-
原作:朝井リョウ/漫画:近藤憲一/監修:大澤雅仁
アプリ「少年ジャンプ+」にてコミカライズ連載中
コミックス第1巻は2016年7月4日発売
毎週火曜配信

チア男子!! 公式サイト

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