インタビューココだけ | ラクエンロジック

異世界SF美少女バトルアクション『ラクエンロジック』上坂すみれ×東山奈央キャストインタビュー全文掲載

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

大人気トレーディングカードゲーム(TCG)と連動して展開されるオリジナルTVアニメーション『ラクエンロジック』の放送はクライマックス直前! そこで今回は、美親たち定理者(ロジカリスト)と合体(トランス)する使者(フォーリナー)である可憐で美しい女神を演じるアテナ役の上坂すみれさんとヴィーナス役の東山奈央さんにインタビューを敢行。2人が『ラクエンロジック』のテーマに迫る!

美親とアテナは使命を背負ったいい主人&大和撫子コンビとして好きです

──ご自身の演じるキャラクターと、そのパートナーについて、印象を教えてください。

上坂 小野賢章さん演じる美親と私が演じるアテナは、ご主人と大和撫子な嫁コンビといいますか。アテナはいつも2歩後ろをついて美親さんの指示を仰ぎますよっていう完全サポートタイプです。一番多い台詞が「美親さん」なので、アテナがどれだけ美親だけを見て生活しているか、台詞からも分かりやすく見えるんです。だからこそ衝突もしたんですけど、それはいわゆる痴話喧嘩みたいなもので。すごく熱々カップル感があるんですけど、決してバカップルというわけではないのがいいんですよね〜(笑)。使命を背負ったいい主人&大和撫子コンビとして好きです。ただの熱々カップルだったら見ている人の中に不快に思われる方もいらっしゃるかも知れないので…。

東山 そんなことないよ(笑)。

上坂 ちゃんと意味があってカップルなんですというところを推したいです。

東山 男女バディがこの世界では珍しいですからね。私は女同士のバディなんですけど、私のバディが種田梨沙ちゃんだって分かった時にすごい安心感がありました。共演も多かったり、個人的な親交もある大切な友人なので、この2人でバディを組めるなら収録は安心だなって思ったりもしましたね。お互いの呼吸も分かっているので、ユニゾンの台詞でも困らなかったなという記憶があります。キャラクター的には、玉姫とヴィーナスは真逆を行くような性格の2人だったりするので、本編では描かれていないんですけど、衝突したことも過去にはあったんじゃないのかなと。凸凹だからこそ息が合う、そんな感じじゃないのかなと思いました。

──放送を観てどうでしたか?

上坂 映像で見るアルテミスがびっくりするほどセクシー! アフレコの時は白黒のコンテでやっているので、時々アテナとアルテミスを間違えるときがあったんですよ。性格も近いので、万が一かぶったらどうしようって思っていたんですけど、いざ観てみると全然違う魅力のある2人になっていたので一安心です(笑)。アルテミスは詩を詠んだり、不思議なところもありつつ、母のような包み込む愛情を持っているタイプなので、魅力がより分かりました。

東山 絵が驚くほどに美しくて、台本から拾える情報以上に、絵が凄く世界観を説明してくださっているなと。オリジナル作品で、明確なイメージがキャスト内で共有できていない状態でアフレコが始まったので、パラドクスゾーンというものはあるんだけど、それがどういう質感で、どういう風に展開されていくのか未知数だったんです。けど、美しく綺麗に描かれているアニメの放送を見ながら、同時進行でアフレコ作業ができるっていうのも、どんどんみんなの共有意識が深まっていって、演技がしやすくなったなと思います。みんなのキスの仕方が違うところでも関係性が描かれていて…本当に美親とアテナのトランスはドキドキするね(笑)。

上坂 アダルトですよね(笑)。触れるか触れないかで。

東山 もうちょっともうちょっと…!ってドキドキします。

──アフレコ時の面白いエピソードはありますか?

上坂 奈央ちゃんのボツになった神アドリブ。ルシフェルの取り巻きの女子を兼役されてたんですけど、すごいぴちぴちのギャルなのに「ん〜いけず〜」って、この女子中身が凄いレトロ! みたいな!

東山 いや、本当はテストの時に「もう、ルシフェルの意地悪〜」って言ってたんですけど、テストでやったことと同じアドリブを言うのってなんだかアレかなーと思って。「んー意地悪、いけずだったら同じ意味かな〜」と思って。

上坂 急に昭和感でましたね(笑)。

東山 全然なんにも思わないでやったら、自分の視界の横に入ってた共演者の方たちがみんな急に突っ伏しちゃって。

上坂 いやー、面白かったですよ。

東山 私としては普通のワードチョイスだったんですけども…(笑)。そういえば今日のアフレコも休憩中にみなさんと話してた時に流行の話になってたんですよね。「あーそれ、すごいナウいねー」て、言ったら「それも昔の言葉だよ!」って言われて。でもエモいは言うよね?

上坂 エモいは最先端すぎて使わないですけど。エモいとナウいは同じ?

東山 同じ部類だと思ってたので、そういったら、隣に座ってた千葉一伸さんに「古いね!」って(笑)。

上坂 また取り巻きの女子をやったら「ナウい〜」って言ってください(笑)。

東山 お前成長してないな!って怒られちゃう(笑)。

私たちも日常の中でいろんな選択肢と向き合って生きているんだなぁって

──2人がロジカリストだったら誰のバディになりたいですか?

東山&上坂 おぉ〜。

上坂 私はネメシスがいいですね。スプラッターが苦手なので、ホラー映画は別の部屋で観てもらうことになりますが(笑)。あのちっちゃいお人形みたいな可愛さと、それに反してひねくれてるのもまた可愛いみたいな。リアルドールみたいな可愛さなので、トランスするならネメシスがいいなぁと思います。

東山 私は悩むんですけど…トランスしたときの衣装が好きで、やっぱりケッツーとトランスすると、あの着ぐるみみたいなものが着れるっていうのが個人的にはツボですね。

上坂 飛べるんですもんね。確かにいいかもー。

東山 飛べるのもいいんですけど、他のみんなって肌の露出が多いじゃないですか。それで縁がトランスするときに「え、縁はどんなセクシーな服装になるんだろう!…って着ぐるみかーい」みたいな。でもケッツーに包まれている感じが可愛くて。そういう意味ではアテナとトランスしたら、ロジカリストが女の子のバージョンはどんな衣装になるんだろうとか、気になるんですよね。

──本作では選択が大きなキーとなっていますが、2人が今まで生きてきた中で一番大きな選択は何ですか?

上坂 大きな選択は大学に行ったことですかね。元々大学に行くことがそんなに重要だと思っていなくて、高校の頃にはジュニアモデルをやっていたので、そのまま仕事を続けていけば暮らしていけるかなーなんて思ってたんです。でも、ふとしたきっかけで急にロシアにハマり、どうしてもロシア語が勉強したくなって。ロシア語学科に入れなかったら大学行かずに働こうと思ってたんですけど、一か八か受験してみたんです。大学入ってなかったら何になってたのか想像がつかないですけど、それが自分の中では一番大きな選択ですね。

東山 私は声優一本でやっていこうというのが、やっぱり大きな決断の1つだったかもしれないですね。自分が本当に声優になれるとは思っていなくて、お芝居が好きだからって理由で習い事として始めたものだったんです。それで運よく拾っていただいて、お仕事を始められたんですけど、大学も4年制で通っていたので、周りが就活を始めた時に自分はお仕事をしながら学校に通っていて。あまり要領のいい方じゃなかったので、お仕事で手がいっぱいになって、あまり就活の事とか考えられなかったんです。このままだと就活をせずにお仕事を続けていくことになるけど、このまま続けていける職業かもわからないし、大丈夫だろうかとは思っていたんですけど、声優で生きていこうと思ったのは親の一言が大きかったですね。そのときに「声優一本で頑張っていこう」と決めました。

──人生の選択をテーマに読者へメッセージをお願いします。

上坂 この作品は確かにいろんな選択があって、それは無意識のうちに選んでる道もあり、苦渋の選択で選ぶ道もあるし、絶対にこの道に行かなくちゃって決意してそれだけを目指していく道も、それぞれ出てきます。このお話は一見ファンタジーで、ロジカリストっていう特別な人たちが繰り広げる世界の救済譚のように見えるんですけど、でも決して他人事に思えないキャラクターへの親近感があるんですよね。私達や視聴者にも人生の選択というのがあるんだという共通のロジックに基づいて、彼らの人生も成り立っているからなんです。こんな風にシリアスな面もある話ですけど、基本的に美親は毎回ラッキーなスケベに出会ったりと、ほどよくガス抜きをしていて、楽しめるお話なので、毎回人生とは何かとか思わなくて大丈夫です! 推し女神、推しロジカリストを探すために観ていただいて構いませんので、そこで何か自分の生活に重なるものがあったなら、それを覚えていてくださればいいなって思います。

東山 私たちも日常の中でいろんな選択肢と向き合って生きているんだなぁって、キャラクターたちを見ていると感じるんです。玉姫や学のように、自分の芯の部分と向き合って選択するものもあれば、縁みたいにロジカリストとしての才覚はあるらしいけど、ふと現れた選択肢と向き合っていくというものがあったり、いろんなパターンがあると思います。キャラクターたちにどういう葛藤があったり、どういうハプニングと出会って物事を解決していくのかというところを、気楽に楽しんでいただきながら、愛着を持ってキャラクターたちを見守っていただけたらいいなと思っています。

の付いたインタビューはV-STORAGE online限定の記事です。

PROFILE

上坂すみれ(うえさかすみれ)
12月19日生まれ。神奈川県出身。スペースクラフト・エンタテインメント所属。『パパのいうことを聞きなさい!』小鳥遊空役で初ヒロイン役を獲得。以来、ヒット作のレギュラーとして多数出演。『ガールズ&パンツァー』ノンナ役、『アイドルマスター シンデレラガールズ』アナスタシア役など、ロシア語を話すキャラを演じることも多い。

PROFILE

東山奈央(とうやまなお)
3月11日生まれ。東京都出身。インテンション所属。主な代表作品に『ニセコイ』桐崎千棘役や、『きんいろモザイク』九条カレン役、『やはり俺の青春ラブコメは間違っている。』由比ヶ浜結衣役、『Go !プリンセスプリキュア』パフ役など、持ち前の高い演技力でヒロインからマスコットキャラクターまで幅広く演じる、注目の実力派声優。

<Blu-ray発売情報>
ラクエンロジック 第1巻
2016年3月25日発売
Blu-ray特装限定版:¥7,000(税抜)

<放送情報>
4月よりTOKYO MX・サンテレビ・BS11にてラクエンロジック再放送決定!
■TOKYO MX 4月5日より毎週火曜23:00~
■BS11 4月6日より毎週水曜24:30~
■サンテレビ 4月8日より毎週金曜24:00~
※放送日時は都合により変更になる場合がございます。

TVアニメ「ラクエンロジック」公式サイト

TCG「ラクエンロジック」公式サイト

続きを読む

関連タグ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

インタビュー

© Bandai Namco Filmworks Inc. All Rights Reserved.