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ボンズ制作のSF超人群像劇『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』プロデューサーインタビュー全文掲載

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昨年10月から放送され注目を集めた水島精二監督によるオリジナルTVアニメーション『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』のBlu-ray第1巻が1月29日発売! 4月から第2期シリーズの放送も決まり、ますます目が離せない本作。そこで今回は、アニメーションスタジオ・ボンズの大薮芳広プロデューサーに作品の見どころや注目ポイント、気になるキャラクターについてなど様々な話を伺ったインタビューの模様をお届けします。

インタビューは2015年10月中旬に行ったものです。

バラエティーに富んだ話を作ることができている

──本作『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』の放送が始まって少し経ちました。ここまでの手応えはいかがですか?

大薮 この『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』は1話完結のフォーマットなので、バラエティーに富んだ話が作ることができて、各話毎にそれぞれの楽しみ方を提供できているのかなって。あとは、本編に登場する超人が毎回違うところなど、視聴者にもだんだんと作品の楽しみ方を分かってきてもらえているのかなとは思います。

──アニメーション制作にあたって、原作ものにはないオリジナル作品ならではの苦労はありましたか?

大薮 それは各セクション毎にあると思うんですけど、第1話の絵を見るまでは共通の認識がなかなか持てないというのはありますね。どうしてもゼロから作っている状況で、脚本の會川(昇)さんが作りたいもの、監督の水島(精二)さんが作りたいもの、デザイナーさんが作りたいものが、どういう風に着地するのか、絵になってみないと分からない部分がオリジナル作品にはやっぱりあるんです。そういった部分を共有するまでが大変かなって思いますね。

──それが共有できてからは、制作はスムーズに進んでいるのですか?

大薮 やっぱり手掛かりがあると色々と考えてもらえるようになって、より作品の幅は広がります。「こういうことしていいんだ」「ああいうことやっていいんだ」っていう作品の様式みたいなものが最初の頃よりは分かっているので、色々とスムーズに進むことが多いですね。

水島監督は船頭としても稀有な才能を持っている

──プロデューサーとして作品と向き合う際に、一番大切にされていることは何ですか?

大薮 やっぱり作品と誠実に向き合うことじゃないですかね。その作品の面白いと思える部分を自分の中で見つけて、そこを突き詰めていくことが一番大事なことだと思います。

──放送が始まって忙しさはピークだと思いますが、制作現場の雰囲気はいかがですか?

大薮 現場の雰囲気は良いですね。水島さんは船頭としても稀有な才能を持ってる方で、そんな水島さんが中心にいてくださることが大きいのかなって思います。この作品が持つ懐の深さというか、若手・ベテランのクリエーター問わず、全くタイプの異なるクリエーターでさえ参加できるのが本作の強みかもしれないですね。スタッフたちも自分なりの楽しみ方を見つけて、この作品に関わってくれているんだと思います。

──キャラクターデザイナー・脚本家など、本作には著名なクリエーターが数多く参加されていますが、皆さんに声をかけるのは大変だったのではありませんか?

大薮 多くの方に作品に参加して頂けるのは非常に嬉しいことですし楽しいことではありますが、それが実現できたのは、會川さんや水島さん、キャラクターデザイン・総作画監督の伊藤(嘉之)さんが、その方たちの個性を引き出しながら、まとめてくれたからこそだと思います。會川さんと水島さんに関しては率先してクリエーターに声を掛けて頂いているので、僕が大変だったということはありません。大変という意味では、キャラクター原案・コンセプトデザインのいとう(のいぢ)さん、氷川(へきる)さん、平尾(リョウ)さんにはまだ何も見えていない段階から作品に参加して頂いていて、苦労されていると思います。ラフの数でいうとご自身の作品を上回るくらいの枚数は描いてくださっているんじゃないかなって(笑)。この作品の世界観を作る上において、本当になくてはならない存在ですね。

爾朗は感情移入しやすいキャラクターの一人

──本作の主人公である人吉爾朗には多くの謎が隠されていますが、その印象をお聞かせください。

大薮 確かに爾朗が抱えている謎は色々とあるんですけど、ただ、それを本人が知っているか知らないかは別の話ですし、彼自身は意外と熱血漢な方なので、決して分かりにくいキャラクターではないんです。どちらかとういうと、視聴者が感情移入しやすいキャラクターの一人だと思います。

──爾朗と超人課が対立していく構図も見えていますね。

大薮 そうですね。最終話に向けて、そのあたりの謎が徐々に明らかにされていくので、今後の重要なポイントになってくると思います。

──爾朗以外で注目すべきキャラクターを一人挙げてください。その人物を選んだ理由もお願いします。

大薮 星野輝子です。“魔女っ子”ですしね(笑)。爾朗とはまた違う意味で、分かりやすいキャラクターになっていると思います。超人課のメンバーたちがグッと飲み込んでいる部分を、彼女はストレートに聞けちゃうんです(笑)。「おい、そんなことまで聞くのか」っていう感じなので、彼女の目線で物語を観ていくと、より作品が理解できるのかなって。彼女が跳ねると、作品自体も面白い方向に転がっていくのかなっていう印象はすごくあります。

──本作には様々な能力を持った超人たちも登場しますが、大藪さんオススメの超人を教えてください。

大薮 今後活躍するという意味では、第4話で初登場した人間型衛星(ヒューマンサテライト)アースちゃんですね。男の子か女の子かは不明ですけど、お芝居もコミカルですし、とても魅力的な超人だと思います。

見どころはメカと超人たちの格好良いアクションシーン

──作品制作の中で力を入れた部分、見どころを教えてください。

大薮 種類やサイズも含めて、沢山の超人が出てくるところです。あとは、爾朗が乗り込むエクウスをはじめとしたメカと超人たちのアクションシーンですね。戦闘シーンについてはかなり力を入れていますので、他のアニメーション作品ではあまり見られないような格好良い戦闘シーンが見どころです。

──これまでに放送された中でお気に入りのシーンを教えてください。

大薮 第3話のクライマックスシーンである爾朗と柴来人の戦闘シーンですね。時系列で言うと、あれは先の爾朗が描かれているんですが、あそこで爾朗が本当の意味で主人公になったというか、「人吉爾朗、ここにあり」みたいな魅力が出ているシーンだと思います。

──爾朗と超人課の関係についても気になりますが、今後の注目ポイントを教えてください。

大薮 爾朗と超人課だったり、爾朗と来人の関わり合いについてはもちろん注目して欲しいんですけど、爾朗と輝子と(鬼野)笑美の関係が今後どうなっていくのか、三角関係になっているのかいないのかも含めて注目して頂けると、さらに面白いのかなって思いますね。

──Blu-ray第1巻が1月29日に発売されますが、ファンへメッセージをお願いします。

大薮 脚本が會川さん、監督が水島さんというだけあって、TV放送を一度観ただけでは見つけられない作品の魅力となっている「秘密」が、そこかしこに散りばめられています。見返す度に新たな発見がある、そんな作品になっていると思いますので、Blu-rayで何度も楽しんで頂けると嬉しいです。

の付いたインタビューはV-STORAGE online限定の記事です。

PROFILE

大薮芳広(おおやぶよしひろ)
ボンズ所属のプロデューサー。主な担当作品として『SOUL EATER ソウルイーター』『DARKER THAN BLACK–黒の契約者-』『STAR DRIVER 輝きのタクト』『UN-GO』『キャプテン・アース』『血界戦線』などがある。

<Blu-ray発売情報>
コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜 第1巻
1月29日発売
Blu-ray特装限定版:¥3,800(税抜)

<放送情報>
4月よりTVシリーズ第2期放送決定!

コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜 公式サイト

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