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『うーさーのその日暮らし 夢幻編』水島精二監督インタビュー全文掲載

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いよいよ7月3日より「ウルトラスーパーアニメタイム」内にて放送がスタートしBlu-ray発売も決定した『うーさーのその日暮らし 夢幻編』で、うーさーから依頼され、念願(?)だった監督を任されることになった水島精二さん。水島監督が語るうーさーの魅力とは?
※インタビューは2015年4月下旬に取材したものです。

13本分のネタを僕とうーさーで考えるのは大変だから、
ネタを考えられる人を話数分呼んでしまおうと、うーさーが言い出しました

[V-STORAGE online 限定]――アフレコを終えられての率直な感想は?

水島精二(以下、水島) うーさー役の宮野さんが非常に良い感じで演じてくれていますし、こちらからお願いしている今までのシリーズから変化している部分に関してもしっかりと応えてくれています。本当にうーさーが「これこそ俺だ!」と太鼓判を押すような素晴らしい演技を宮野さんがしてくれていると思います。

――水島監督が作品に参加することになったきっかけは?

水島 うーさー自体はアニメ化する時は「監督は水島だ」みたいなことを最初から思っていたらしいんですけど、残念ながらうーさーの力を持ってしても実現できなかったんですね。でも、第一期の監督を務めたのが、山田(豊徳)さんという僕の知っている方だったので、山田さんならバッチリだろう、と、そんな風に思っていたら、後に第二期が決まって。その時に、サンジゲンの社長の松浦(裕暁)さんに呼ばれまして、「うーさーが、監督は水島で!とわがままなこと言ってるんですけど、水島さん今は無理ですよね~、映画作ってますもんねぇ」って。その頃は『楽園追放』の制作真っ最中だったんです。で、もちろん無理ですねぇ、と。それから時間が経って、『楽園追放』が終わった時に今度はちょうど第三期が立ち上がって、また声をかけてもらって、このタイミングなら出来るなぁと。やりましょう!ってなったんです。

――各話に脚本家を立てられていますが、そうなった経緯を教えてください。

水島 実は今回の『夢幻編』から尺が長くなっているんです。なので、前のシリーズと同じ構成だと間が持たないので、ストーリー要素を追加しています。でも、13本分のネタを僕とうーさーで考えるのは大変なので、それだったらネタを考えられる人を話数分呼んでしまおうと、うーさーが言い出しまして。で、僕はそれに乗っかっただけです(笑)。それで13人の脚本家を用意しますってことだったんですが、これが結局うーさーだけでは集められず(笑)。僕の方からも次々お声がけして、僕のつながりでは5人(黒田洋介さん、綾奈ゆにこさん、髙橋龍也さん、高河ゆんさん、虚淵玄さん)の方に参加してもらえました。一番最後に決まったのが高河ゆんさんで、一緒にご飯を食べている時に「脚本がまだ埋まってなくてさー、で、うーさーが高河さんに脚本書いて欲しいな~とか言ってるんだけど(笑)」って言ったら、「面白そう、やる」って即答で(笑)。それで最後の一人に高河さんが決まったんです。これが高河さんにしか書けないお話で…ありがたや…。


中身が最低なヤツなのに見た目が可愛いから女の子に人気があってムカつきます

[V-STORAGE online 限定]――脚本家をまとめていくのは大変な作業だったのでは?

水島 まとめてないので全然大変ではないですね(笑)。『夢幻編』のテーマは“うーさーの拡散”だと思っていて、尺が前よりも長くなるので今までのシリーズの構成のままだと、観ている方は飽きてしまうと思うんです。そこは監督を引き受けるからには、仕掛けをちゃんと用意しようと思っています。

――うーさーの魅力はどこにあると思いますか?

水島 中身が最低なヤツなのに見た目が可愛いから女の子にめちゃくちゃ人気があるんで正直ムカつきます。そうは言っても人間の欲望の権化というか、それが形になったものでもあり、自分の中にも内包しているものなので、あの自由さは魅力的ですよね。ただ、黄色いうーさーの人形を鞄とかにぶら下げている女の子を街で見かけると、いいのか?違うぞ!と。その愛され具合がやっぱりムカつきますね(笑)。

[V-STORAGE online 限定]――うーさー以外で好きな登場人物を教えてください。

水島 ダスウサですかね。あんなご主人様なのに逆らえなくて、一応ディスったりはしているけど、ちゃんと尽くしているところが健気ですよね。『うーさー』に登場するモノはみんな個性的で可愛いと思います。

[V-STORAGE online 限定]――ファンにメッセージをお願いします。

水島 うーさーに完全に乗っ取られた感じで、うーさーの言うがまま思うがままに『夢幻編』を制作しております。とはいえ、スタッフがみんな楽しそうに仕事をしてくれているんで、非常に見応えのある面白可笑しい作品になると思いますので、ぜひ放送まで楽しみに待って頂けると嬉しいです。

PROFILE

水島精二(みずしませいじ)
1966年1月28日、東京都生まれ。東京デザイナー学院卒業後、東京アニメーションフィルム、サンライズを経てフリーに。1998年の『ジェネレイターガウル』で監督デビュー。2001年の『シャーマンキング』、2003年の『鋼の錬金術師』、2007年の『機動戦士ガンダムOO』、2012年の『夏色キセキ』、2014年の『楽園追放 -Expelled from Paradise-』など多数の作品で活躍中。

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