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2015年7月放送TVアニメ『GOD EATER』空木レンカ役・木島隆一さんインタビュー

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シリーズ累計出荷本数300万本を突破したバンダイナムコエンターテインメントの大ヒットゲーム『GOD EATER』が、5周年記念プロジェクトとしてTVアニメ化され好評放送中! 早くもBlu-rayの発売も決定!! そこで今回は、主人公の空木レンカを演じる木島隆一さんに単独インタビューを敢行。ご自身が演じるキャラクターや、TVアニメ『GOD EATER』の見どころなど、作品のことからプライベートなことまで様々な話を伺った。

主人公のレンカを演じることが決まって もちろん嬉しかったのですが、プレッシャーの方が大きかった!

──まず最初に、『GOD EATER』という作品に対する印象から教えてください。
僕は原作であるゲームをプレイしていたので、本作が独特な世界観を持っている作品だということは理解していました。アラガミという謎の生物に人類が追い詰められた状態から始まり、こんな過酷な環境の中で生きている人たちって、どういう人なんだろう?と想像を膨らませながらプレイしていましたね。今回のTVアニメでは、そういう過酷な状況の中で暮らす人々の生活であったり、重厚な世界観がリアルに表現されていると思います。
──TVアニメに出演が決まった時の率直な感想は?
マジか!って感じでした(笑)。出演が決まってもちろん嬉しかったのですが、プレッシャーの方が大きかったです。出演が決まった後に、かなり多くの方がオーディションを受けていたとスタッフの方から聞かされて、その中で自分が受かったんだと改めてビックリしましたね。僕は普段オーディションを受ける時、緊張してしまいがちなんですけど、なぜか『GOD EATER』の時はあまり緊張しなかったんです。僕が受けた空木レンカという役は、アニメオリジナルのキャラクターです。ですから、その時点ではどういうキャラか分からなかったので緊張しないでオーディションに臨めたのかもしれませんね。あとは、世界観を知っていたというのもプラスに働いたのかもしれないです。それで心に余裕が生まれて、肩の力を抜いて演じられたのかなと思います。オーディションを受ける上で、自分なりにレンカが暮らしてきた環境とかを考えてみたんですけど、人類の敵であるアラガミが当たり前のようにいる状況って凄いですよね。アラガミから自分の身を守らなくちゃいけない訳だし…。上手い例えか分からないですが、アフリカやサバンナで捕食される側であるシマウマとかの気持ちなのかなって。ただ、レンカが“ゴッドイーター”になってからは逆に狩る側のライオンになる訳ですが。ライオンは、普段は物静かですけど、獲物を捕えるときは獣になります。レンカもそれと同じように戦いの時は普段と違って“神を喰らう”獣になる。そこに、レンカの強い信念みたいなものを感じます。

レンカの“ゴッドイーター”としての活躍と成長に注目!

──少しお話が出ましたが、木島さんが演じる新人ゴッドイーター・空木レンカの印象は? また、演じる上で意識していることは何かありますか?
最初に感じたのは、目力のあるキャラクターだなと。物事を変えたいという強い意思が目に宿っているように思います。この目というのが、実は役を演じる上でもポイントなのかなと思っていて、レンカは色んな人のことを本当に良く見ているんです。先輩たちが戦っている姿を見て「ああいう風に戦えば、アラガミを倒せるんだ」ということを覚えつつ、これから“ゴッドイーター”として一歩ずつ成長していくのだろうと思います。
──ご自身が演じる空木レンカ以外で、気になるキャラクターがいれば、その理由と合わせて教えてください。
ゲームの時から知っているので、どのキャラクターにも思い入れがあるんですけど、あえて一人を挙げるとするならばアリサですね。ゲームで言うと、物語の鍵を握っている重要なキャラクターがアリサだったんです。なので、アリサがどういう役割を担ってTVアニメに登場してくるのか、僕自身も凄く気になっています。

迫力満点の戦闘シーンはもちろん、 ゲームから引き続き担当される椎名豪さんの音楽が格好良いんです!

──作品の物語や世界観について、魅力を感じる部分を教えてください。
原作がアクションゲームなので、やっぱり迫力満点の戦闘シーンです。喰うか喰われるかの世界で、それが作品のテーマにもなっています。ですから、数ある戦闘シーンの中でもゴッドイーターとアラガミが捕喰し合うシーンが一番の魅力だと思います。
──アニメとしての見どころや、オススメポイントは?
もちろん全部が注目のポイントではありますが、中でもufotable(ユーフォーテーブル)さんの絵づくりと、ゲームから引き続き担当される椎名豪さんの音楽は楽しみですね。作品の世界観を広げる上で、音楽は絶対に外せない要素だと思いますが、ゲームの音楽が、ものすごく格好いいんです。こういう音楽をどうしたら思いつくのか、椎名さんの頭の中を覗いてみたい気持ちです(笑)。あと、ゲームではプレイヤーが主人公なんですが、TVアニメではレンカが主人公として登場しています。ですので、TVアニメはレンカの成長の物語でもあると思うんです。レンカは物事を変えたいという強い意思は持っているんですけど、その気持ちだけではアラガミは倒せない。どうすればアラガミを倒せるのかを先輩たちから学んでいく中で人間としても成長していく。その成長に注目して欲しいです。それと、レンカと一緒に戦う先輩たちも彼と出会い、何かしらの気持ちの変化があると思うんです。レンカの登場によって、彼らのゲームとは違う一面が見られるようになるのか、僕自身も楽しみにしています。

ウェブラジオでは汗だくになりながら収録しています!

──アフレコの感想や、現場の雰囲気を教えてください。
第1話のアフレコの時は本当に緊張していました! ただ、現場に行って先輩たちと一緒に演じてみたら不思議なくらい自然にお芝居ができて、すんなり入っていけたんです。後から気づきましたが、先輩たちが色んな部分でフォローしてくださって、現場の雰囲気を良くしてくれていたんです。おかげで、今は非常に楽しみながら収録できています。
──木島さんがパーソナリティ務めるウェブラジオ「レンカとヒバリとリッカのフェンリル広報部」の配信もスタートしていますが、収録の感想は? また、ここに注目して欲しいという聞きどころなども教えてください。
竹田ヒバリ役の伊藤かな恵さんと楠リッカ役の小見川千明さんの女性お二人と一緒にパーソナリティを務めさせて頂いているんですが、番組を一言で表すと、僕自身が成長していくラジオ番組です(笑)。レンカの印象的なセリフに「こんな状況…くつがえしてやる!」というのがあるんですが、それにちなんで、出されたお題に対して、レンカのように厳しい状況を僕の力だけで覆そうというコーナーがありまして。例えば、会社の上司がプライベートな質問を執拗にしてくるんですが、そういう状況をどうやって覆しますか?みたいな。つまり、上司役の伊藤さんと小見川さんのお二人を相手に覆さなきゃいけないんです。そんなの簡単に覆せる訳ないですよね(笑)。収録が終わった後はいつも汗だくになるんですが、やっていて本当に楽しいです。

専門学校に入ってから声優の面白さや難しさに気づいたんです!

──プライベートなこともお聞きしたいのですが、木島さんが声優を目指したきっかけは何だったのでしょうか?
考えてみたんですけど、実は明確なきっかけはなくて、声優というお仕事があると知ったときになんとなく興味を覚えたからという、とても曖昧な理由なんです。高校生の時だったと思うんですけど、ある日突然「声優になりたい」と思った!みたいな。演劇の勉強をしていたとか、何か特別なことがあった訳ではなく、本当に何となく漠然と思ったんです。小さい頃からアニメは好きで観ていましたけど、絵は描けないですし、音楽にも詳しくない。それでもアニメや映像に関わりたいと思っていたところ、声優というお仕事があると知りました。それで高校を卒業して専門学校に行ったんですけど、そもそものきっかけがそれなんで、当初は「絶対に声優になりたい!」という強い思いや目標もなかったように思います。こうやって自分で話していても思いますけど、あの頃は声優という仕事を軽くみていましたね(苦笑)恥ずかしいです。でも、勉強をしていくうちに声優の面白さや難しさに気づいていって…。専門学校在学中に劇団に入って芝居の勉強もしたんですが、その中で「自分はやっぱり声優になりたいんだ」という気持ちがどんどん強くなっていったんです。それが声優を目指したきっかけと言えば、きっかけなのかもしれないですね。周りの人がみんな自分よりも上手くて、この人たちのように上手くなるためにはどうしたら良いんだろう?って本気で考えるようになりました。今でもアフレコスタジオで自分の番じゃない時は、他の役者さんの芝居を見るようにしています。
──普段の木島さんはどんな人ですか? 自己分析をお願いします。
何かに集中してしまうと、あまり他のものに目がいかなくなってしまう部分はあるかもしれないです。猪突猛進型というか、一つのことに夢中になってしまうタイプです。

木島さんの意外な趣味が判明! ポイントは癒しとフクロウ!?

──最近ハマっていることや、マイブームがあったら教えてください。
とにかく可愛い動物の画像や動画を観ることですね。癒されます(笑)。以前、自宅近くで野生のフクロウと遭遇したことがあるんです。僕が住んでいる場所って割と自然が残っているところで、居ても不思議じゃないんですけど、普通に木の上に留まっていて、とにかくビックリしました(笑)。フクロウもビックリしたみたいで飛んで行ってしまったんですけど、それ以来、ちょくちょく自宅周辺で見かけるようになって。ある作品で、フクロウの役を演じていたこともあり、それ以来フクロウが気になっちゃって、画像にもつい反応してしまいますね。もちろん猫や犬も好きなんですけど、残念なことに猫アレルギーで(笑)。めちゃくちゃ好きなんですが、触れることはできないんです…。
──では最後に、TVアニメ『GOD EATER』の放送を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
注目のポイントとして、1つ目は先程も言いましたが、椎名豪さんの音楽です。重厚かつ素敵な音楽を堪能してください。そして2つ目は、ufotableさんの絵づくり。『GOD EATER』という作品の世界観は、ufotableさんの緻密な絵によって表現されている部分が大きいと思いますので、格好良いアクションシーンも含めて、楽しみにしていてください。最後3つ目は色々な人たちとの出会いを通じて、レンカがどういう風に成長していくのか、逆に周りの人たちにどういう影響を与えていくのか、そこにぜひ注目して観て頂ければと思います。

PROFILE
木島隆一(きじま・りゅういち) 3月29日生まれ、北海道出身。マウスプロモーション所属。アニメ作品だけでなく、ゲーム作品や吹き替えなどでも活躍中。TVアニメ『GOD EATER』では、自身初となる主役・空木レンカ役を務める。

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