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INTERVIEW FILE【PART:3 上田燿司(語り役) [ダブデカNavi]

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今回は『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』のストーリーテリングでもある「語り」を担う上田燿司さんの登場です。時にクールに解説しては、時にエッジの効いたツッコミも。そんな絶妙な語り口調に迫ります!

「語り」は僕の解釈では講談師のイメージだったんです。(上田)

──まずは、「ダブデカ」との出会いのお話から。

テープオーディションを受けるにあたり読ませていただいた原稿と資料が最初でした。その原稿をパッと一読して、「ん?これはただのナレーションの感じではないな」と。その時すでに第1話の「この物語は…」という説明や、「否!」というようなノリも書かれてあったので、僕の解釈としては、ナレーターというよりもどこか講談のノリがあるのでは、と。ですから、なんの疑問もなく、講談師をイメージしてテープオーディションに臨みました。

──その講談のノリというのは本編でもそのまま?

そうですね。格好いい登場人物たちが、スマートに事件を解決するだけの話ではないことは、資料を読ませていただいた時からわかっていたので、ノリを振り切ってしまって、もしダメならクールに抑えようと考えていました。しかし、意外と振り切ったままでOKでしたね(笑)。

──実際に本編に入られて、工夫されていることなどは?

毎回工夫の連続なんです。勢いでパンッと入れるところもあれば、第3話冒頭の武器の説明シーンでは、解説がわかりやすく伝わるように、クールなトーンで入ったり。音響監督の木村絵理子さんとは毎回打ち合わせながら、語りのテンションを作り上げるようにしています。 大事にしているのはテンポ感ですね。語りにも尺がありますので、そこに収めていくのはもちろんなのですが、作品のテンポやリズム感は邪魔してはいけない、というところは特に心がけています。ストーリーの流れは、常々気にしながら語らせていただいています。

──物語の流れという意味でも、【語り】は登場人物にどんどん絡んでいきますね。特にキリルへはツッコミも…。

ツッコミの温度や距離感は毎回とても考えているところです。パターンになってしまってはいけないので、「お!今回はこうきたか!」というようなサプライズを入れられるところでは、いれてみたり。また、共演者のみなさんと一緒に録っているので、演者さんのお芝居を受けて間合いをとったりすることもあります。そういう点はナレーターとは一線を画したある意味でフレキシブルな立ち位置なのかな、と思っています。本編にズカズカと足を踏みいれていくところが、面白くなれば…と考えながらの日々です。

──まさに絶妙な距離感と間合いを図りながら演じる講談師さながらですね。

序盤で「ただネタで言ってるだろう」みたいなことが、あとあとでかなり重要なシーンだったりするんですよ。この作品は!(上田)

──「ダブデカ」作品世界の魅力についてもぜひお聞きしたいのですが。

僕は『ウイングマン』のリアルタイム世代でして。週刊少年ジャンプで読んでアニメを観て、主題歌は今でもはっきりと歌えるくらいです。ですから、まずは桂(正和)さんが描いたキャラクターに興奮しました。それに、資料を読むだけでもかなり気合が入っている作品だというのもひしひしと伝わってきました。ストーリーを見てみると、桂さんの緻密でキレイで格好いい登場人物が、近未来的でスマートなテクノロジーが発達していそうな世界で、泥臭いドラマ展開もあり、ややもするとイマドキの若い方々には古臭いと感じるかもしれないようなアナログなノリさえあって。その混在感がかなり楽しめるのでは、と思っています。

──その世界観と語りの馴染ませ方、というのは?

スマートないい声のほうがジャマにならないですし、良いに決まっているのですが、この作品はそうじゃないな、と。目の前にお客さんがいるようなイメージで演じさせていただいています。しかしやりすぎると語りがやはり邪魔になるので、そのさじ加減はとにかく大事にしています。

──収録現場の雰囲気というのはいかがですか?

本当に面白いキャスティングだと思いますね。主演のダグとキリルに、三上哲さんと天﨑滉平くんという声の質や雰囲気、お芝居のアプローチも全く違う二人がバディとして、大きな化学反応を起こしているところに面白さがあるんだなと改めて感じています。ディーナとケイのキャスティングなんて、最初は「逆じゃないの!?」って思ったくらいで(笑)。早見(沙織)さんも安済(知佳)さんも、イメージと違う役を楽しんで演じている感じがスゴく伝わってくるんです。 みなさん、いい意味で真剣に遊んでいらっしゃいますし、スタッフ・キャストの熱がしっかりと見える現場なので、一体感のある面白い現場です。(小山)力也さんはアドリブでガンガン遊んでいますしね(笑)。

──ちなみに、上田さんがお好きなキャラというのは?

男としては、ダグは演じてみたいですよね(笑)。格好いいだけじゃない。嫌味がまったくなくて、仕事はデキるけどいろいろとスキもある。ホントに魅力的な男です。しかし演じようと思うと、本当に難しい役だと思います。あの魅力を無理なくにじみ出せるのが三上さんなんですよね。

──では、語りを演じてこられた中で、印象に残っているエピソードは?

僕、パロディが大好きなんです。第6話はサブタイトルからも分かる通り『警察24時』シリーズのパロディが入っているんですが、実はあのシリーズってテレビ局ごとにいろんな種類が放送されていて。それぞれの番組を観て、ナレーションがどこでどんな間をとっているのか、どんな言い方をしているのかなど、自分なりに研究して臨みました。

──やはりそうでしたか! もう一度、第6話を観たくなりました。

あとは、予告編ですね。13秒ほどの尺の割に原稿の分量がかなり多いんです(笑)。ある程度頭にいれておかないと難しいので、家で読み込んでから臨んでいます。

──予告編ですか! ちなみにその難しさは?

タイトだとブレス(息継ぎ)を取っている暇がないんです。だからといって、一息でがなりたてているだけでは、ただうるさいだけで、何も残らない。ですから、毎回いろいろとアプローチを変えています。短い秒数の中でも小ネタがたくさん入っていたり、一方で、ただ遊びで書かれてあるようで、実はかなり核心を突いているワードもちりばめられていて。そのあたりのフレーズを読む際にはギアチェンジをして読むなどの工夫をしています。

──13秒にかなりの技が詰まってるんですね…

予告の原稿もまたよく考えられているなと思います。後々になったらみなさんびっくりすると思うんですけど、この作品って「ただネタで言ってるだろう」みたいなことが、あとあとで重要だったりするんですよ。そのときは「テキトーなこと言ってんな~」ってただ笑ってたんですけど、そうじゃない。後で観直すと驚くポイントがいくつもあるので、最終話を観た後に、もう一度1話から観直していただきたいですね。

──そのときは予告編もぜひ聞き直していただきたいですね! では、最後に終盤に向けての見どころをお聞かせください。

1話のなかに沢山の内容が詰め込まれた物語ですし、SEVEN-Oのメンバー一人ひとりを掘り下げているところも面白いので、それぞれのキャラがとても魅力的に描かれていると思います。それと、この物語ってけっこうスケールのデカイ話が絡まっているんですよ。「えええ! こんな話なの!?」って驚くところまで連れて行ってもらえます。その伏線もすでに張られてありますし、なんといっても表面だけの情報だけではわからないことがかなり出てきます。「語り」の僕が言うくらいですから(笑)、今後は予想以上の展開を期待していただければ、と思います!

PROFILE

上田 燿司(うえだ ようじ)
兵庫県出身。アミュレート所属。映画、海外ドラマなど多彩な役柄で吹き替えを担当。アニメでは『攻殻機動隊ARISE -GHOST IN THE SHELL-』パズ役、『ジョジョの奇妙な冒険』ロバート・E・O・スピードワゴン役、『おそ松さん』デカパン役など。

<放送情報>


TOKYO MX 毎週日曜日22:30〜
BS11 毎週火曜日24:00〜
MBS 毎週火曜日26:30〜
バンダイチャンネル 他にて配信中

<Blu-ray&DVD情報>


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2018年11月22日発売!

(全3巻)
第2巻 2019.1.29 on sale
第3巻 2019.3.26 on sale
Blu-ray 各10,000円(税抜) DVD 各9,000円(税抜)
発売・販売:バンダイナムコアーツ

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル 公式サイト

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル BVC特集サイト

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