四川のうた 喜びも悲しみも——思い出は“うた”となり、心に響きわたる。どんな時代でも、懸命に生きよと。
2008年カンヌ国際映画祭 コンペティション部門正式上映作 『長江哀歌』のジャ・ジャンクー監督最新作

STORY

三国志の舞台、四川省・成都。
中国の繁栄と衰退を象徴する国営工場が50年にわたる歴史の幕を降ろす。
それぞれの時代と、それぞれの家族を支えた労働者たちが語る人生から、中国の大きなうねりが紐解かれてゆく壮大な叙事詩。

かつて「420工場」で働いた労働者たちが、それぞれの“思い出”を語り始める。

PICK UP

ヴェネチア国際映画祭でグランプリを受賞した『長江哀歌』のジャ・ジャンクーが、次なる舞台に選んだのは運命的にも震災直前の四川省・成都。巨大国営工場「420工場」が50年にわたる歴史に幕を下ろすことを知り、激変する工場と働く人々の記録を残すことを決意。集団主義の中で埋没してしまった労働者たち100人に光をあて、丁寧に彼らの人生を引き出してゆく——。
▼ジャ・ジャンクー監督作品はこちら

中国で今なおカリスマ的な人気を誇る、山口百恵主演の大ヒットTVドラマ「赤い疑惑」の主題歌、イギリスの作家イェイツの詩、時代を切り取る流行歌、古都・成都を詠う古典詩、勇ましく歌われる労働者の歌、伝統的な歌劇…人々の記憶に寄り添う“うた”たちは、映画に花を添え、哲学的な深みをもたらす。そして、登場人物たち一人ひとりが紡ぐ物語は、新たな“うた”となり、私たちの心に響きわたる。

RELEASE

四川のうた

2010.2.5 DVD ON SALE

BCBF-3597/(予)122分/(本編112分+特典約10分)/ドルビーデジタル(5.1ch)
片面1層/16:9(スクイーズ)/ビスタサイズ/日本語字幕付(ON・OFF可能)
※中国語音声
¥5,000(税抜)

  ジャ・ジャンクー(賈 樟柯) 監督作品

長江哀歌 (ちょうこうエレジー)

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