レポート | 機動戦士ガンダム サンダーボルト

第2シーズンも大ヒット配信中!「『機動戦士ガンダム サンダーボルト』クライマックス上映&トークイベント」レポート

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累計発行部数200万部突破の大人気コミックをアニメ化した『機動戦士ガンダム サンダーボルト』。第2シーズンの最終話にあたる第8話の配信直後となる2017年7月16日(日)に、第8話のクライマックス上映&トークイベントが新宿ピカデリーにて開催された。イベントにはイオ・フレミング役の中村悠一さん、ダリル・ローレンツ役の木村良平さん、ビアンカ・カーライル役の古川由利奈さん、音楽の菊地成孔さん、小形尚弘プロデューサーら豪華メンバーが集結した。その貴重なトークイベントの模様をお届けする。

第8話上映後、豪華メンバーによるトークイベントがスタート!

劇場の大きなスクリーンで第8話を堪能できるまたとない機会ということもあり、豪華ゲスト陣が登場するトークイベントには500名を超す熱狂的なファンが駆け付けた。司会進行を担当する古川さんが挨拶を行い、早速第8話の上映がスタート。本編上映後、古川さんの呼び込みによって中村さん、木村さん、小形プロデューサーが登場した。第8話の感想について聞かれると、中村さんと木村さんはもどかしいところで終わったことについて言及し、共に続編制作に意欲を見せていた。小形プロデューサーは第8話の作画枚数について「5千枚でも普通より少し多い方ですけど、この第8話では1万4千枚も使っています」と語り、会場からは驚きの声があがっていた。印象に残っているシーンについて聞かれた中村さんは「坊主軍団が攻め込んでくるシーン」を挙げると、小形プロデューサーが「お経っぽいところは第1シーズン(第1〜4話)のバロウズ艦長役の佐々木(睦)さんに読んでもらっています」と語り、お経の声の正体が明らかに。木村さんは「ダリルのアクションシーン」を挙げ、演じられた喜びを語った。一方、小形プロデューサーはアッガイの設定画が100枚ほどにも膨れ上がったことについて言及し、「メカ設定の玄馬(宣彦)さんの提案を松尾(衡)監督が全部OKにしちゃって…(笑)」と苦労話を披露して会場を笑わせていた。

第2シーズン全4話に新作シーンを追加した劇場版の上映が決定!

そんな中、11月18日(土)より2週間限定上映される『機動戦士ガンダムサンダーボルト BANDIT FLOWER』の初公開の特報映像がスクリーンに流れた。迫力のある映像に観客も大きな拍手を贈り、トークテーマは劇場版へと移っていく。特報映像の感想について木村さんは「最初ノートパソコンで観たのですが、やっぱり劇場だと音が違いますね」と絶賛。小形プロデューサーは「音は劇場版用に付け直しています。監督の意図としてセリフが聞こえやすいようにスピーカーは2.1chで、音響効果の西村(睦弘)さんがウーファーを効かせてくださり、低音の部分も迫力を増しています」とコメント。また、新作シーンについて聞かれた小形プロデューサーは「今回は劇場版を想定して収録しているので、配信の時にはカットされてしまった各キャラクターのシーンも増えていくと思います」とファンの期待を煽っていた。

菊地成孔さんが登場し、音楽についてぶっちゃけトークを繰り広げた!

ここで本作の音楽を担当している菊地成孔さんが登場し、話は音楽パートへ。第2シーズンの音楽について菊地さんは「イオとビアンカのデュエット曲と第2シーズンのテーマ曲」をまず制作したと語り、さらに「漠然と昭和の歌謡曲みたいなイメージで作りました」という日本語の歌については「アメリカのファンの方から日本語の歌が聴きたいっていうリクエストがたくさんあった」とその理由を説明。古川さんが「民謡もありましたよね」と聞くと、菊地さんは「あれは1960年代にラテンのバンドをバックに民謡を歌うのが流行っていたのをトレースしました」と元ネタを明かした。また、先ほど話題に挙がった逆再生のお経のアイディアについて聞かれた菊地さんは「お経を一から作るのは難しいですし、逆再生にしないと有名なお経だと分かってしまうので(笑)」と愛嬌たっぷりに語った。

色んな劇伴を経験してきましたけど、アニメが一番大変ですね[菊地]

第2シーズンの音楽について聞かれた中村さんは「ジャズが流れるだけで連邦サイドの話になることがすぐ分かるようになっている」と本作における音楽の役割を分析し、さらに「『AKIRA』や押井守作品といった昔のアニメでは、怖いシーンでお経っぽい音楽がよく流れていたのを彷彿としました」とお経が流れるシーンの強烈なインパクトを口にしていた。木村さんは「アッガイのモノアイのダンスが可愛くて(笑)。みんなで踊っていたのが可愛くてすごく好きだったな」と第7話のシーンを取り上げ、アッガイに対する想いを熱く語った。一方、菊地さんは「映画、TVドラマ、アニメと色んな劇伴を経験してきましたけど、アニメが一番大変ですね」とその苦労を打ち明けると、「今作は特に戦闘シーンでの爆破音などが多いので、その音に掻き消されないように曲を入れるのが難しかった」と語った。そんな中、11月17〜19日にアメリカのニューヨークで開催される「ANIME NYC」にて『機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER』がプレミア上映されることが発表され、合わせて同イベントにて菊地さんがライブを行うことも明らかになった。

劇場版の上映に向けて、それぞれの想いを言葉に!

最後は登壇者が一言ずつコメント。小形プロデューサーは「今度は松尾監督を連れてみなさんの前で色んな話ができると思いますので、ぜひ秋には劇場に来て頂きたいです」とコメント。菊地さんは「11月のニューヨーク公演も含めて、この先まだ色々とありますので、ぜひそちらも宜しくお願いします」と語った。木村さんは「第5話から第8話を1本にまとめた作品を劇場で観て頂ける機会があるので、みんなに観て頂いて面白かったと大きな声で広めてもらえたらきっとまた続きがやれると思いますので、末長く宜しくお願いします」と語り、続編への熱き想いをファンに託した。中村さんは「音楽との紐付きが強い作品ですし、それを存分に感じて頂けるイベントになったのではないかと思っています。劇場版の上映も控えていますし、また何かしらのお知らせができることを楽しみにしています」とファンへメッセージを送った。最後は、本日の司会進行を担当した古川さんが「11月上映の劇場版を1回と言わず何度も楽しんで頂ければと思います」と述べ、続けて「劇場に観に行かないと私のサンダーボルト、お見舞いしちゃうぞ!」と“さんぼるCHANNEL”でのお決まりのセリフで締め、イベントは幕を閉じた。

左から古川由利奈さん、中村悠一さん、木村良平さん、菊地成孔さん、小形尚弘プロデューサー


<配信情報>
機動戦士ガンダム サンダーボルト
第2シーズン(第5話〜第8話)有料配信中!
●デジタルセル配信(EST配信)
価格:¥800(税抜)
配信サービス:Amazonビデオ、TSUTAYA TV、ひかりTV、
PlayStation™Video、楽天TV(順不同)
●レンタル配信(TVOD配信)
価格:¥400(税抜)
配信サービス:ガンダムファンクラブ、バンダイチャンネル 他
※詳しくは取扱いの配信サービスにてご確認ください。


YouTubeより視聴可能
詳しくはこちら


<上映情報>
第2シーズン全4話に新作カットを加えたディレクターズカット版!
機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER
2017年11月18日(土)より全国15館にて2週間限定劇場上映!
※上映劇場での初回限定版Blu-rayの先行販売&先行有料配信も決定

機動戦士ガンダム サンダーボルト 公式サイト

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