レポート | 機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅲ 暁の蜂起

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』初日舞台挨拶レポート

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累計発行部数1000万部を誇る大ヒットコミックス『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』のアニメ化第3話『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN III 暁の蜂起』が、5月21日より全国15館にてイベント上映され、東京・新宿ピカデリーにて初日舞台挨拶が行われた。舞台挨拶にはシャア・アズナブル役の池田秀一さん、セイラ・マス役の潘めぐみさん、ガルマ・ザビ役の柿原徹也さん、リノ・フェルナンデス役の前野智昭さんら豪華キャスト陣に加え、漫画原作の著者でもある安彦良和総監督が登壇した。

上映初日を迎え、ガンダムへの愛が詰まったトークショーが開幕!

上映が終わり、会場に集まった満員の観客から大きな拍手で迎えられ、ステージに登壇したゲスト陣。上映初日を迎えた感想を聞かれた潘さんは第2話「哀しみのアルテイシア」の上映から7ヵ月も過ぎたのかと思うと驚きの気持ちです。皆さんから優しく温かい拍手を頂いて、まるで“おかえりなさい”と言われているような気がして、幸せな気持ちでいっぱいです」と笑顔でコメントした。続いて、池田さんは「『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』という作品を通じてシャア・アズナブルと再会できたことを心より嬉しく思っています」と感謝の言葉を口にした。

本作のオリジナルキャラクターであるリノ・フェルナンデスを演じた感想を聞かれた前野さんは「シャアの仮面にまつわるエピソードを持ったキャラクターとしか前情報としては知らなくて、すごく重要な役だなと非常にプレッシャーを感じていました。ですが、リノ自体が明るい三枚目のキャラクターだったので、演じていてすごく楽しかったです」とコメント。 一方、“坊や”ことガルマ・ザビを演じた感想を聞かれた柿原さんは「僕はガルマを演じるにあたって、自分の中で“こうだ!”と決めずにやりました。士官学校でシャアに出会い、彼と巡り逢うことで怒りや憎しみや妬み、はたまた友情や愛などを勉強していくのが今回のガルマなんです。そんなガルマを成長させてくれているのが隣でシャアを演じられている(池田)秀一さんで、秀一さんのお芝居を受けてガルマが成長しているのを本当に肌で感じた作品でした。そういう意味で、ガルマは秀一さんと一緒に作ったキャラクターかなと僕は思っています」と語った。

そんなリノやガルマと士官学校の同期生であるシャアを演じた池田さんは、アフレコの様子や演じてみた感想について聞かれ「二人の若者たちから若さをもらって、何とか同期生の役をやらせて頂きました。思えば、僕が『機動戦士ガンダム』の劇場版三部作をやらせて頂いた時の年齢がちょうど彼らぐらいだったので、その当時のことを思い出しながら、オジサン頑張ったつもりです」と語り、観客たちを笑わせた。

ルウム編が制作決定! 安彦総監督が語るルウム編への想いとは?

本編終了後にはシャア・セイラ編の完結となる第4話「運命の前夜」(2016年秋上映)の予告編が流れた。この第4話について聞かれた池田さんは「今年の夏にアフレコをやり、秋には皆さんにお届けすることができると思います。予告編の通りララァも登場しますし、モビルスーツにも乗ります。それ以上詳しいことは言えませんが、ワクワクさせる作品になることは間違いありません」と自信を覗かせた。また、ルウム編の制作が決定したことも特報で告知され、安彦総監督は「今までの皆さんの応援のおかげで、ルウム編を作れることになりました。大変気持ちが充実しています。良いものをお見せしたいと思います」と意気込みを語った。

フォトセッションを挟み、最後は登壇者たちが一人ずつコメント。 前野さんは「今思うことは、特殊車両操縦評価がAだったことがシャアのセリフで分かるんですけど、時代が時代だったら彼もザクレロに乗って「黄色い隕石」という異名をもらっていたかもしれません。あの戦車の中で何が起こったのか僕には分からないですし、これからどうなっていくのか分からないのが『ガンダム』という作品の魅力の一つだと思いますので、ワンチャンに期待しつつ、今後は皆さんと一緒に本作の行く末を見守りたいと思います」。
柿原さんは「リノからのコメントがありましたが、ガルマだって何があるか分からないですからね。僕はシャアのこと本当に愛していますから、一つお願いしますよ(笑)。秀一さんに“柿原ガルマを作りなさい”と言って頂き、今までのガルマのイメージを壊していくくらい本当に素敵な“坊や”にしていきたいな思っています」。
潘さんは「本編は男の戦場となってきました。戦いの中で見逃しがちだったのですが、コロニーにも夜があって朝焼けを迎えることができるんだなと今回改めて思いました。本当は当たり前のことなんですけど、戦いの中にいると忘れがちだなと感じ、皆さんに伝えたいと思ったのでこれを最後の挨拶とさせて頂きます」。
池田さんは「『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』という作品を通して、シャア・アズナブルとの再会を果たし、皆さんとまたこうしてお会いできたことを大変嬉しく思っております。制作はまだ半ばですが、これから先も皆さんに良い作品を提供していきたいと思います」。
安彦総監督は「『機動戦士ガンダム』が作られてから37年だそうです。あの頃は自分も若かったと池田さん同様に思います。まだシリーズは先があり、僕も人前に出てくるくらいの元気がありますし、絵描きとしても現役でいます。できる限り『機動戦士ガンダム』に尽くしたいと思っています。これからも応援宜しくお願い致します」。
それぞれがファンへ熱いメッセージを送り、初日舞台挨拶は幕を閉じた。


<上映情報>
機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起
2016年5月21日(2週間限定)より全国15館にて大ヒット上映中!

機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜
2016年秋、上映決定!


<Blu-ray&DVD発売情報>
機動戦士ガンダム THE ORIGIN III Blu-ray Collector's Edition【BVC限定】
2016年5月28日発売 ¥10,000(税込)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN III Blu-ray&DVD
2016年6月10日発売 Blu-ray:¥6,800(税抜) DVD:¥5,800(税抜)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN【BVC限定】Blu-ray Collector's Edition 特設サイト

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式サイト

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