レポート | 純潔のマリア

金元さん、日笠さん、小松さん…メインキャスト集結の『純潔のマリア』 オールナイト上映イベントトークコーナーレポート

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2015年1月〜3月までTOKYO MX他にて放送され大好評を博したTVアニメ『純潔のマリア』のBlu-ray&DVD第6巻<最終巻>の8月26日発売を記念して、イベント「オトナの夏休みを満喫!『純潔のマリア』完全版オールナイト上映会 〜トークもあるよ!〜」が、8月21日にシネマート新宿で開催された。オンエア版からさらにパワーアップした「完全版」(Blu-ray&DVD収録版)がオールナイト上映で楽しめるとあって、会場には多くのファンが駆けつけた。イベント冒頭にはマリア役の金元寿子さん、アルテミス役の日笠陽子さん、プリアポス役の小松未可子さんらメインキャスト陣によるトークショーも行われた。

ファンから寄せられた質問に答えていく登壇者たち

トークショーの最初のコーナー「純潔のマリア こぼれ話」では、楽しい思い出しかないというアフレコ現場でのエピソードが披露され、会場はいきなり爆笑に包まれた。また、海外での評価が非常に高い作品ということもあり、世界最大級のアニメファンサイト「MyAnimeList」や「reddit」という掲示板に書き込まれた外国の方の感想やコメントなども紹介された。その際、司会進行役を兼ねていた金元さんから、日笠さんと小松さんに「外国人っぽくやって」という無茶ぶりが…。無理して外国人っぽく喋ろうとする二人の変なイントネーションの言葉遣いに会場からは大きな笑い声が起きていた。

続いてのコーナー「純潔の Q&A」は、公式サイトで募集したファンからの質問に登壇者たちが答えていくというもの。「マリアというキャラクターを演じていて苦労したシーンはありますか?」という質問に対し、金元さんは「言い慣れていないということもあって、呪文のシーンが苦労しました」とコメント。また、「アルテミスとプリアポスは使い魔として、姉と弟という印象でしたが、二人は最終的につがいになったと思いますか?」という質問に対し、小松さんは「つがいにはなっていないと思う」と答え、日笠さんは「永遠にパシられていると思う」とコメントした。さらに、「プリアポスは男の子になりきれていない男の子ですが、演じる際に意識したことや心掛けたことはありますか?」という質問に対し、小松さんは「一番苦労したのは、“指揮官の愛人”のところに放り込まれて辱められるシーンです。アフレコで何度もやり直しました」と裏話を明かしてくれた。

写真左から金元寿子さん、日笠陽子さん、小松未可子さん

谷口悟朗監督が語った完全版制作の経緯とは?

すると、ここでスペシャルゲストとして谷口悟朗監督がステージに登壇。会場から大きな拍手が贈られ、ファンからの質問に答えていく谷口監督。「キャストそれぞれの配役の決め手となったポイントは?」という質問に対し、谷口監督は「作品の中でアルテミスの役が重要だった」と明かし、「周辺の状況や各キャラクターの立ち位置がコロコロと変わってくる中で、立ち位置の変わらないキャラクターが必要で、そのポジションが本作ではアルテミスだった」とコメント。その他、プリアポスやエゼキエル、ベルナールやジルベールといった各キャラクターの配役のポイントなどを明かしてくれた。また、今回上映される完全版について聞かれた谷口監督は「ヨーロッパやアジアなど海外での反応が良かったので、作品を海外に持っていく際に備えて手を加えた方が良いだろうと考え、全体的にブラッシュアップした」と完全版制作の経緯などを説明してくれた。

最後に谷口監督から会場のファンへメッセージが贈られた。「『純潔のマリア』は、百年戦争末期という時代設定もそうですけど、とても難解な作品で、これをアニメ化するというのは難しい作業だろうと最初から思っていました。特に日本のアニメーションのファンの方たちがちゃんと付いてきてくれるのか不安で、私自身も懐疑的ではありました。でも、会場に来てくれた方はもちろん、多くの方に応援して頂けて有り難いですし、本当に嬉しいです」と、会場へ駆けつけてくれたファンへ感謝の言葉を述べ、トークショーは終了となった。

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