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INTERVIEW FILE【PART:8 三上哲(ダグ役) ☓ 天﨑滉平(キリル役)】 [ダブデカNavi]

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最終話を迎えた『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』。作品の魅力や印象的なエピソードをダグ役・三上哲さん、キリル役・天﨑滉平さんに振り返っていただきました! さらに、3本の完全新作エピソードを収録した『「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル EXTRA』Blu-ray&DVD(5月24日発売)の見どころや、キャラクターソングアルバム「DECKER! SONG -デカソン-」(2月20日発売)の聴きどころなどもたっぷりと語っていただきました!

「前菜のような序盤に多彩なメイン料理があって…まさにフルコースのような作品でした」(三上)

──最終回を迎えた今、『ダブデカ』の率直な感想からお聞かせください。

三上 3話くらいまでは、肩肘張らずに楽しめるコメディ作品かと思いきや、いきなり衝撃展開があってね。まさに“前菜”があって、多彩な“メイン料理”があって…フルコースのような作品だったと感じています。しかもBlu-ray & DVDの各巻にはデザートのようなオーディオドラマも特典として収録されていますし。コメディからシリアス、感動する展開もあって物語の幅広さ奥深さには驚かされっぱなしでした。
天﨑 アニメスタート時にシリーズ構成の鈴木智尋さんが、あんなにも「肩肘張らずに楽しめる作品です」とおっしゃっていたのに、「ダグ、どうなるの!」、「ユリが!?」とシリアスと感動の展開が沢山盛り込まれていて、ドキドキハラハラしながらご覧になった方もいらっしゃったと思います。その上で、最終話のサブタイトルが「そして誰もいなくならなかった!」だったり(笑)。
三上 サブタイトルがすごいネタバレ、というね(笑)。
天﨑 結果的には最後までずっと安心して観ることのできる作品になっていたのが新鮮でした。

──ヒヤッとする展開にも、しっかりと笑いの要素が盛り込まれていて安心しつつも、伏線が最後の最後まで効いている見逃せない展開でした。そんな中で、印象に残っているエピソードは?

三上 僕は6話の「密着リスヴァレッタ警察24時!」ですね。つい観てしまうあの「警察24時」モノのまさかのパロディでしたが(笑)、上田燿司さんのナレーションの再現度の高さが素晴らしかった。あとは、酔っ払い役の斎藤志郎さんとの掛け合いが楽しくて楽しくて。
天﨑 斎藤さんのお声はボイスチェンジャーによって「警察24時」風になっていましたが、“生声”は11話と12話のキリルの回想シーンで少し聴くことができます。酔っぱらいの戯れ言と安心させておきながら、物語のカギを握るかなり大事なことを話していたりしていましたよね…。
三上 そこも含めて面白かったなあ。
天﨑 僕が一番好きなのは8話の「踊る! 学園捜査線!」です。特にラストでSEVEN-Oのメンバーとデリックやミラたちみんなが一緒にダンスを踊っているシーンが印象的でした。キリルがマックスの好きなものを準備してパーティーを企画するんですが、キリルの優しさがにじみ出ていて、マックスの柔らかい雰囲気も感じられて…今でも大好きなシーンです。
三上 うんうん。
天﨑 それと7話で、グッドルッキングジョーとあいまみえたときのダグの表情は忘れられません。三上さんのお芝居の迫力もすごくて。7話まで引っ張りに引っ張ったダグの人間性が爆発したお芝居はまさに迫真のシーンとして印象に残っています。
三上 演じる方としては、とても辛かったんです。ダグの思い…悔しさ、恨み、怒り。それらをずっと身体に溜め込みながら演じるというのは本当に辛かった。でも、グッドルッキングジョー役の三木眞一郎さんがとても嫌な感じで演じてくださって。よりダグとしての感情が高ぶるように持っていってくれたので、すごく緊張感のあるシーンになったと思います。
天﨑 あのシーン、本当にカッコよかったです。トラヴィスズエンジェルのキャストのみなさんも、こぞって「ダグがカッコいい!」 って仰るので、キリルとしてはちょっとジェラシーもありましたが(笑)、シンプルにダグに憧れてしまう僕がいました。ダグって男も憧れる存在なんだなって改めて感じられたシーンでもありました。

「僕自身、とても“気づき”の多い作品で、キリルを最後まで全うすることができました」(天﨑)

──今振り返ってみて、収録現場の雰囲気や思い出は?

天﨑 主役であり座長という意識で臨んだ収録現場でしたから、当初は気負いが強かったんです。収録前は、現場の空気感をつくるのは僕には荷が重すぎてできないと萎縮していたんですが、いざ収録がスタートすると、三上さんやキャストのみなさん、それに各回に登場するゲストの方々がとても自然に空気感を作ってくださって。そんな中で、僕も気負いがなくなっていって、最後まで自然体で演じられたと思います。
三上 本当にそのとおりで。僕も自然体だったし、とても楽しい現場でした。
天﨑 もしかしたら僕に“座長視点”の経験がほとんどなかったから、座長が現場の空気感を作っていかなきゃ、って勝手に思い込んでいただけなのかもしれません。実は現場の空気って、キャストみんなで作り上げていたんだなって。そんなことも感じさせていただけた現場でした。

──貴重な“座長体験”だったんですね。もうひとりの座長である三上さんから見て、天﨑さんの収録現場での様子は?

三上 最初から最後までピュアで自然体でしたね。だからといって慣れていくということはまったくなくて。一所懸命なところは最後まで一貫していて、その部分はキリルそのものだったと思います。
天﨑 今回の現場では、僕自身の中でも“気づき”がたくさんあって。当たり前のことなのですが、絵にもしっかりと演出が込められている、ということを改めて、でもハッキリと認識しながら、キリルを最後まで全うすることができたと思っています。

──共演する中で、三上さんから相棒として受け取ったものはありますか?

天﨑 キリルに投げかけられたセリフすべてです。バディとしてやっていく上で、キリルはどうあってもダグなしでは成立しないんです。ダグがキリルに投げかけてくれたセリフをすべて受け止めることができたのは本当に大きな経験になりました。
三上 僕が天﨑くんからもらった刺激も大きなものでしたよ。劇中でキリルがあまりに熱く応えてくれるもんだから“僕だったら抱きしめてあげたいくらいなんだけど”って思ったりね(笑)。でも、ダグはクールに切り返すんですよね。最初はキリルの熱さにダグとしてノリノリで乗っかれないのがちょっと心苦しかったんです。ところが、途中からダグのちょっとズレたリアクションが面白くってね。キリルを“ガーン”って思わせるのが楽しみにもなっていました。

──ところで、天﨑さんは、初回インタビュー時に喉を鍛えて収録に臨んだというお話でしたが。

天﨑 はい。刑事として犯人と相対するシーンや、9話での飛ぶシーンの掛け声など、しっかり声を張る、叫ぶといったシーンがキリルにはたくさんあったので、やはり鍛えておいてよかったと思います。

──終盤にかけては、キリル自身のキャラクターは変わらないのに、声の強さがキリルのたくましさに感じられました。

三上 確かにそうだね。最初はベテランと新人のバディだったのが、だんだんダグの中でキリルの存在が大きくなっていってね。終盤では僕もキリルのことを頼りがいのある存在に感じていました。
天﨑 うれしいですね。喉を鍛えて、馬力が出せてよかったです!

「『EXTRA』のオーディオドラマでは大変なことが起こっています(笑)」(三上)
「キャラソンもバディで頑張りました!」(天﨑)

──3本の完全新作エピソードを収録した『「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル EXTRA』のBlu-ray&DVDが2019年5月24日に発売決定しました。こちらの見どころをお聞かせください。

天﨑 EXTRA 第1話のサブタイトルが「七人の刑事の日常!」です。
三上 6人の刑事は想像がつくと思うんですが、7人目は誰だ?と(笑)。
天﨑 EXTRA 第2話は「インファナル・アンフェア!」。
三上 どんなアンフェアなことがあったのか!?
天﨑 そしてEXTRA 第3話は「刑事カリアゲ 湯けむり殺人事件簿!」です。先程、8話が大好きというお話をしたばかりなのですが、『EXTRA』も入れたらこの「~湯けむり殺人事件簿!」が一番好きなストーリーです!
三上 あ、俺も俺も!

──TVシリーズで一番面白かったエピソードのお話を覆してしまって大丈夫ですか!?

三上 大丈夫です(笑)。TVシリーズ全話観た上での話ですから。意外な伏線の回収もあったりして、感動していただけると思います。
天﨑 そうなんです。全13話を観たうえで、『EXTRA』もぜひご覧頂きたいです。

──Blu-ray&DVD各巻には録り下ろしのオーディオドラマも収録されていますね。

天﨑 いい意味でのお遊びがたくさん盛り込まれたお話で、演じる僕たちも笑いをこらえるのに必死でした。
三上 オーディオドラマでは、収録を始めたら途中で止めずに録りっぱなしでお芝居を進めていくんです。そんなライブさながらの臨場感もまた聴きどころです。
天﨑 テレビシリーズで散りばめられた伏線を、このオーディオドラマで回収しているところもあって。そこが面白かったです。僕たちでも気づかなかったような伏線に思わず驚いたり新鮮な発見があったり…。オーディオドラマに聴き馴染みがない方でも、楽しめる内容になっていると思います。
三上 ちなみに、『EXTRA』のオーディオドラマではダグとキリルに大変なことが起こっています(笑)。
天﨑 僕たちも混乱するような展開で、映像を思い浮かべながら楽しんでいただければと思います。

──2月20日にはキャラクターソングアルバム『DECKER! SONG -デカソン-』の発売も決定しています。

三上 キャラソンって僕自身初めてなんです。なので、レコーディングでは、ダグが吹っ飛んじゃって、一所懸命歌ってしまっているかもしれませんが(笑)、OKはいただきましたのでね。ダグとして精一杯気持ちを込めました。
天﨑 キリルのキャラソン、とても嬉しかったです! キリルとして歌えるのはもちろんですが、何よりも曲がめちゃくちゃ良くって。プロデュースを担当されている霧雨アンダーテイカーのジョシュアさんが、『ダブデカ』の世界観とキリルのキャラを把握した上で歌詞と楽曲を書いてくださっているので、キリルが好きな人に聞いてもらったら喜んでいただける曲だと思いました。

──ダグ&キリルでのデュエットもありますね。

三上 天﨑くんとのデュエットもはじめてのことですから。曲を頂いてレコーディングまでの間に天﨑くんと会ったら「どう?どんな感じ?」ってお互い聞きあってたよね。
天﨑 「今、めっちゃ練習しています」みたいな。
三上 そうそう。レコーディングは別々でしたけど、相談してましたね。
天﨑 キャラソンもバディで頑張りました! 楽しんでいただけたら嬉しいです!

PROFILE

三上 哲(みかみ さとし)
東京都出身。ネクシード所属。『SHERLOCK』をはじめ多くの作品でベネディクト・カンバーバッチの吹き替えを担当。アニメでは、『THE REFLECTION』イアン・イゼット役、『虐殺器官』ウィリアムズ役など。俳優としてもドラマ、映画など幅広く活躍。

PROFILE

天﨑 滉平(あまさき こうへい)
大阪府出身。アイムエンタープライズ所属。主な出演作は『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』タカキ・ウノ役、『アイドルマスター SideM』東雲荘一郎役、『ハイスコアガール』矢口春雄役など。

<CD情報>

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『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』キャラクターソングアルバム
「DECKER! SONG -デカソン-」
歌:ダグラス・ビリンガム(CV:三上哲)、キリル・ヴルーベリ(CV:天﨑滉平)

発売日:2019年2月20日
品 番:SRML-1004
価 格:¥2,300(+税)
発売:SUNRISE Music Label

<Blu-ray&DVD第2巻>

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『 DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』Blu-ray&DVD 第2巻
Now on sale

(全3巻)
第1巻 Now on sale
第3巻 2019.3.26 on sale
Blu-ray 各10,000円(税抜) DVD 各9,000円(税抜)
発売・販売:バンダイナムコアーツ

3本の完全新作エピソード!
「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」 EXTRA
配信&発売情報

配信スケジュール
2019年2月10日(日)12:00配信開始 EX #01「七人の刑事の日常!」
2019年3月10日(日)12:00配信開始 EX #02「インファナル・アンフェア!」
2019年4月10日(水)12:00配信開始 EX #03「刑事カリアゲ 湯けむり殺人事件簿!」
※詳しくは公式サイトをご確認ください。

Blu-ray&DVD情報
2019年5月24日(金) Blu-ray&DVD 発売

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル 公式サイト

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル BVC特集サイト

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