インタビューココだけ | マクロスΔ

マクロスシリーズ最新作『マクロスΔ』鈴木みのりキャストインタビュー全文掲載

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

いよいよ2016年4月から放送が始まるマクロスTVシリーズ最新作『マクロスΔ』。15人を超える主要キャラクターの人間ドラマと、シリーズ屈指の迫力で描かれるバルキリー編隊同士の空中戦が早くも話題を呼んでいる。そんな本作のヒロインであるフレイア・ヴィオン役を約8000人の中からオーディションで射止めたシンデレラガール・鈴木みのりさんを直撃! 彼女は、本作の歌姫と、性格や考え方、さらには置かれた状況まで類似していた…!?

歌姫として夢の舞台へ、憧れが現実となった瞬間

──いきなりですが、アニメは昔から好きだったのですか?

鈴木 小さい時から、『タッチ』などの再放送を見ていて、アニメが好きになりました。小学校高学年くらいから深夜アニメを見始めて、そこからドップリとハマった感じですね。その時ちょうど『涼宮ハルヒの憂鬱』や『らき☆すた』などで、深夜アニメが話題になっていた時期というのもあります。

──声優に憧れたきっかけは?

鈴木 アニメを見る前から声を使ったお仕事、歌手やナレーション、お芝居などをしたいと思っていました。深夜アニメを見て、声優さんという職業があることを知り「声優さんになれば自分のやりたいことが全部出来る」と思ったのが声優になりたいと思ったきっかけでした。あと、当時『マクロスF』が流行っていて、私は「星間飛行」や「ダイアモンド クレバス」のヒットがきっかけで見始めて、そこから夢中になっていきました。その時にランカ(・リー)ちゃん役の中島愛さんを知って、私も中島愛さんのように歌って演じられるような声優になりたいなと。なので、ぼんやりと目標が出来たのはランカちゃんのおかげといっても過言ではないくらいです。1番最初に憧れた声優が中島愛さんでした。

──周りの友達はアニメやアニソンに興味があったのですか?

鈴木 私が「星間飛行」にハマった時は、周りの友達はまだアニメを見たり、アニソンを聞いたりはしていなかったので、私が友達に踊り方をレクチャーして、普及活動をしていました(笑)。

──歌や演技などは練習されていたのですか?

鈴木 小学校の頃に学芸会の劇で主演をやったり、国語の朗読会で発表したりもしました。あと、高校2年生のときに1年間だけ、アルバイトで貯めたお金で1週間に1回東京に行ってお芝居の勉強をしていました。

──他の『マクロス』シリーズは視聴していますか?

鈴木 オーディションに受かってから観させていただいて、改めて『マクロス』シリーズの凄さを知りました。『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』は、曲だけ知っていて、カラオケで歌っていたんですが、見た後に「私は何で(歌詞の)意味も知らずに歌っていたんだ。失礼すぎる!」と思いました(笑)。

──やはり『マクロス』シリーズの作品と歌の強い関係性には惹きつけられましたか?

鈴木 自分の中でも歌が1番印象が大きくて、歌を聞くとその時のシーンが浮かぶというのは『マクロス』ならではかと思っています。

──本作のキャラクターの中でタイプの男性はいますか?

鈴木 フレイアちゃんを演じているとハヤテが自然にかっこよく感じてしまいますね。でもタイプだと、実はアラド隊長が1番好きですね。

──本作のオーディションを受けた経緯は?

鈴木 それまで他の一般オーディションをいくつか書類審査の時点で落ちて、へコんでいたんです。そんな私を、一緒に『マクロスF』を見ていた母や友人が後押ししてくれて、滅多にないチャンスに大好きな作品のオーディションとなれば受けないと後悔すると思い、受けました。

──オーディションはどういう形で行われたのですか?

鈴木 最初の書類審査は、カラオケルームで映像を撮って送る、または自分で映像を撮って送るという形式だったんです。私はランカちゃんの「ホシキラ」を自分で撮って提出しました。

──撮られる時に自分なりの工夫や、アピールなどは意識されていましたか?

鈴木 映像なので、ただ棒立ちで歌っていてもよくないと思ったので、ランカちゃんが劇中で歌っている時の映像を見て「この時ランカちゃん、こうやって手を当ててる」とかポーズを見て、真似てみましたね。

──最終オーディションで直接審査をしてもらえると分かった時のお気持ちは?

鈴木 本当に嬉しくて、ここまできたら「やるっきゃない!」という前向きな気持ちと、単純に最終までいけて嬉しいという気持ちの両方でした。

──最終審査で監督の目の前での演技はいかがでしたか?

鈴木 すごく緊張したんですけど「ここでダメだったら『マクロス』の新作を楽しく見られなくなるから、絶対嫌だ!」と。そう思ったら、自分を出しきって楽しく演技することが出来ました。受かった報告を聞いた時は泣いちゃったんですけど、母に報告したら「本当?」って言いながら私より泣いていました。私の夢に反対することなく応援してくれていたので、やっと恩返しの第一歩を踏み出せたかなと思います。

──初めてのアフレコはいかがでしたか?

鈴木 週に1回、1年間東京で演技の勉強をしていた経験があるとはいえ、わからないことだらけで不安でした。1回目は張り切りすぎて、終わった後、声が枯れてしまいましたね。でも音響監督の方が「新人なんだから失敗していいんだよ」って言ってくださったので、すごく気持ちが楽になりました。「周りの声優さん方の足を引っ張らないように」と、失敗しないことばかりを考えていたので「怖がらないで自分を出せばいいんだ」と思って演技すると、すごく楽しむことが出来ました。フレイアちゃんとして演じたり歌っていると楽しくて、緊張や不安を忘れて彼女と同じ気持ちになれました。自分の中のルンが輝いていたと思います(笑)。

──アフレコで困ったことは?

鈴木 「何でこの台詞をここで言うのか考えてお芝居しなさい」と音響監督の方に言われて、それまではイントネーションばかりに気がいっていたんですけど、その言葉をきっかけに、フレイアちゃんは何故ここでこの台詞を喋るんだろうと考え始めたんです。それが難しいけど楽しくて、おかげでフレイアちゃんのことがより一層分かった気がしました。

──フレイアと自身で似ている点はありましたか?

鈴木 似てる部分は、夢に向かって一直線で、後先考えずに行動してしまうところや、喜怒哀楽が激しかったりとか、いつも元気に見えてたまにヘコんだり、相手に言われて傷ついたことを根に持ってしまうこと。あと、よく食べることです(笑)。むしろ似ていないところがないくらいで、似ていないのは見た目だけだと自分では思っています。

役と同じ立ち位置で、共に成長し続けていく

──実際に第1話のフレイアを見ていかがでしたか?

鈴木 私の声で動いているフレイアちゃん観て「私は自分らしく頑張ればいいんだ」って、自信にも繋がりましたし、戦闘シーンを観て、初めて『マクロス』を観たときのことを思い出しました。「私は今、こんな歴史あるすごい作品に関われているんだな」と思うと胸が熱くなって、少し泣いてしまいました。

──フレイアとの距離感はだんだん近づいていきましたか?

鈴木 アフレコが進むにつれて、より一層フレイアちゃんについて考える時間が多くなりました。明るいキャラクターの時は、元気だけでやり通せたんですけど、例えば、落ち込んだ演技の時は「いつも元気なフレイアちゃんならどう考えるんだろう」と、まだ探り探りで演じてはいるんですが、だんだん掴めているんじゃないかという手応えはあります。

──他の歌姫にはないフレイアの魅力はありましたか?

鈴木 フレイアちゃんは、人を引っ張る力があると思うので、それが物語にどう影響してくるのか、ハヤテやミラージュにどう影響してくるのかがとても楽しみですし、魅力だと思うので、自分がその魅力を出せるように精一杯頑張りたいと思います。

──現在、フレイアを演じて自身に点数をつけるとしたら?

鈴木 悪い意味ではないんですけど、まだ0点です。やっとスタート地点に立てたところなので、これからという意味を込めてまだ0点だと思います。なので『マクロスΔ』が終わった後、自分に100点をつけることが出来たらフレイアちゃんとしてやり切れたんだと思います。

──声優になれた今の目標は?

鈴木 夢がまだ沢山あるので、それを叶えて、最終的には「この役は彼女にしか出来ないよね」とか「この歌は彼女だから良さが出てる」と、私だけにしか出来ない声の表現を出来ればと思っています。

──声優を経験して、歌うことと演じること、どちらかがピッタリはまりましたか?

鈴木 どっちの方が得意とか、苦手とかはその時で違うんですけど、フレイアちゃんを通して歌ったり演じたりすると、楽しいなっていう気持ちが凄く出てくるので、どっちも同じくらい好きだとこの役を通してすごく実感できました。

──最後に読者にメッセージをいただけますか?

鈴木 私のことを知らない人の方が多いかと思いますので、自己紹介をしたいと思います! 愛知県出身、18歳、鈴木みのりと申します。好きな食べ物はカツ丼とりんごです。私もこの4月から東京に住み始めるので、新しい星に移住して来たフレイアちゃんと全く同じ立ち位置になります。スタートは彼女と同じなので、彼女に負けないようにどんどん成長していきたいと思います。皆さんどうか見守っていてください。

の付いたインタビューはV-STORAGE online限定の記事です。

PROFILE

鈴木みのり(すずきみのり)
1997年10月1日生まれ、愛知県出身。応募総数約8000人のオーディションという狭き門を潜り抜け、新人声優として見事デビューを果たした。

<放送情報>
2016年4月3日よりTOKYO MX他にて放送開始!
■TOKYO MX:2016年4月3日より毎週日曜22時30分〜
■毎日放送:2016年4月5日より毎週火曜27時〜
■テレビ愛知:2016年4月6日より毎週水曜26時5分〜
■テレビ北海道:2016年4月6日より毎週水曜26時5分〜
■TVQ九州放送:2016年4月4日より毎週月曜26時30分〜
■BS11:2016年4月5日より毎週火曜24時〜
※放送日時は予告なく変更になる場合がございます。

マクロスポータルサイト

続きを読む

関連タグ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

インタビュー

© Bandai Namco Filmworks Inc. All Rights Reserved.