レポート | ガールズ&パンツァー

興収10億円突破記念「ガールズ&パンツァー 劇場版」 ミリタリー監修スタッフによるトークショーレポート

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興行収入10億円を突破し、2月20日(土)から4DX®デジタルシアターでの上映も決定した「ガールズ&パンツァー 劇場版」。 この大ヒットを記念して、2月5日(金)に新宿バルト9でミリタリートークショー付き上映会が開催され、ミリタリー監修スタッフによるディープなトークバトルが繰り広げられた。

まずはファンの皆さんに感謝します!

映画が終了すると、本作品のミリタリー監修スタッフの鈴木貴昭さん(考証・スーパーバイザー)、岡部いさくさん(軍事評論家)、吉川和篤さん(イタリア軍研究家)、齋木伸生さん(フィンランド軍研究家)、杉山潔(プロデューサー)の5名のゲストが歓声の中登場。

満席且つ、ほぼ男性客で占められた会場を見渡し、ゲストたちがおやじギャグを交えて挨拶する中、齋木さんの第一声はなんとフィンランド語! 早くもボルテージが上がる中、司会進行の杉山潔プロデューサーから「まずはこれだけのヒットに導いてくれたファンの皆さんにお礼を言いたい」との挨拶に、会場から熱い歓声が沸き上がった。

「映画を見ての感想を」との質問に、「いまだに観て泣きます。(鈴木さん)」、心を真っ白にして、ただただ楽しませてもらっています。(岡部さん)」、「とんでもない映画ができたなと。質・量ともに(TVシリーズを)凌駕しました。(吉川さん)」、「戦車とつきあって40年、戦車の映画ができるなんて大感謝です。(齋木さん)」等のコメントが続く中、話はどんどんエスカレートしていく。

「劇場版における役割分担は?」や、「これ、やりすぎだろ!と思う事」という質問にもゲストの話は尽きない。
フィンランドの戦車(BT-42)やロシア戦車などの資料を提出したという齋木さんが、謎のトラックの細かすぎる裏話を始めるとゲストも盛り上がり、「あまりの細かさに会場の皆さんがポカ~ンとなっていますよ」と杉山プロデューサーがゲストをたしなめる一幕も。
イタリア戦車の監修をした吉川さんは、陸戦兵器の大家の佐山二郎さんに「素晴らしい」というお褒めの言葉をいただいて嬉しかったという秘話を披露。

実は何もやっていないと恐縮する岡部さんに、「いや、これからBD商品のコメンタリーをやっていただくと思います」と杉山プロデューサーから瞬時の返しが。 そしてTVシリーズの脚本から関わっている鈴木さんは、“前のめりに協力してくれた”という「萌えよ!戦車学校」の田村尚也さんにも感謝の言葉を寄せていた。

過剰なこだわりが半端ない!

ほぼ一国ひとり監修者がついている状況で、それぞれの過剰なこだわりが半端無かったようだ。さらにTVシリーズから出てくる戦車も映画版に際してブラッシュアップしているという話で盛り上がる。
そのこだわりを支えたのが制作のアクタスと、3DCG制作のグラフィニカで、ダメ元でお願いするとちゃんとやってくれるということが何度もあったそうだ。 冗談でしゃべってた事がそのままシナリオに反映されていたという事も含め、制作サイドへの感謝の気持ちがあふれる逸話も飛び交った。 さらに話は、監督が劇場版登場キャラの「知波単学園」が好きすぎる疑惑から、「継続高校」ミカの持っていた楽器の話に。その楽器を持ってきたという齋木さんが、自ら奏でる一幕に、会場は拍手喝采。

ここまで盛り上がったところで、早くも予定時間が。
「まだ話していない事があるよ!」「朝まで話せる!」という話足りないゲストからの声に会場はまたしても大喝采。
十分すぎる余韻を残しながらトークショーは終了した。


ガールズ&パンツァー 劇場版
監督:水島 努
大ヒット上映中!


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